オークラ本館ノスタルジー

サザエホテルオークラ本館の建替え、なんでやねん、と思っていたら、経営者が変わったために発生したことらしい。

とっても残念。だから、東京にいくと、通ってしまう。

サザエとアワビは6月末までのキャンペーン。大満足でした。あわびオークラ

御田植神事@伊雑宮

IMG_8303お田植え神事 団扇先日、志摩にある伊雑宮IMG_8530の御田植え神事に行って参りました。
田んぼ端にあるこの大団扇を、田んぼの泥にまみれた男子が倒すのです。IMG_8392

早く到着したのでテントの中の席を確保し、この雲に安心してレンズを向けていたら、右手だIMG_8607け焼けてしまいました。恐るべし紫外線!

IMG_8584

右は実は男子。田舟に乗って太鼓を叩き、田んぼを清めています。

左は稲を植える早乙女。

実は団扇が外に倒れたんです(本来は田の中に倒れるべき)。何か大きな変化を暗示しているのかもしれません。日本が安泰でありますように。

早朝は外宮に参拝。気持ちよかったです。

難民は島々での自立支援がいい、ギリシャも候補のひとつ

明日は難民の日。

地中海の難民たち、ミャンマーからのロヒンギャについて、海外ニュースで報じられない日はない。次から次へとやってくるので、周辺諸国は手を焼いている。

ロヒンギャはムスリム(イスラーム教徒)なのだから、マレーシアやインドネシアで受け入れるのが摩擦は少ないはずだが、あまりに人数が増え、各国、頭を抱えている。拒否する国々があるのは、実はバングラディシュからの経済難民だという側面や、自国内の移民問題があるからだ。

オーストラリアが国外の島々で受け入れてもらってから難民認定された人々だけ受け入れていることで世界から非難を浴びているが、政府としては当然の判断だと思う。私が為政者でも、難民をむやみに自国の都市で受け入れるわけにはいかない。治安維持の側面からも明らかだ。税金を納めている市民の安全が、まず第一だ。他国からの難民を受け入れて社会全体が混乱すれば、本末転倒だ。

たとえばインドネシアは、80年代にベトナム難民を受け入れた島に、収容所施設を作っている。首都から離れた島を持つ国は、比較的受け入れやすい。当面は収容所施設の衛生面が改善されて命がつなげられれば良しとすべきなのである。施設の質向上のためには、日本と中国が資金援助すればいい。

それより深刻なのは、タイなどで起きていること。難民を引き受けるふりをして都会で高く売り飛ばし、奴隷同然の劣悪な条件で工場などで働かせている現実がある。そうした被害から守る意味でも、都会から隔離された収容所での自立支援がいい。間違っても、生活保護費を渡して都会の中に放ってはならない。

最後に、さらなる提案。地中海難民については、借金を棒引きにする代わりに、ギリシャに受け入れさせるのはどうだろう。ギリシャも島々を持っているからだ。ムスリムとクリスチャンで、島ごとに棲み分けをするのは必須条件。3年間限定。土地つきの収容所で農業に従事させ、自給自足で生きるようにする。語学学校と職業訓練校を作り、半年ごとの試験に合格した人だけを、移民としてEUが受け入れる。ひどい人は本国に送り返すというペナルティつきで。

悲劇的側面だけ強調されがちな、太平洋戦争時の日系人収容所のあり方は、実は理想的なコミュニティとしてヒントになるが、これはまた、改めて書く。すぐに知りたい人は、拙著『スウィング・ジャパン』ご高覧を。

 

蛍狩の季節

今年も蛍の季節がやってきました。京都では市中での蛍が楽しめるのにびっくりしたこと、昨年、書きましたよね。

土曜日夜、21時過ぎていたので上賀茂神社の二の鳥居手前の境内で蛍を見つけて喜び、下鴨神社の糺の森に移動してみれば、まったく飛んでいなくて、がっかりでした。上賀茂は昨年、二の鳥居の中に入れてもらい、星降るような蛍のオーケストラを味わったので、良しとします。

日曜日は亀岡で、川沿いの蛍を堪能しました。対岸の漆黒の森では蛍光が、ふんわり、ふんわり、しかし、背景の田んぼでは蛙のコーラス。自然の中の蛍。久しぶりでした。

それでも修学旅行で韓国へ?

修学旅行に韓国へ、というのは、先方の働きかけもあって、いまや珍しくないらしい。けれど、今回のように死者が出ても、中止しないという学校があるというのは、いかがなものか。母親たちは不安でいっぱい。わが子だけ止めさせるべきかどうか、悩んでいる人もいます。

修学旅行は、即刻、中止にすべきです。先生方は大変でしょうが、行き先変更は止むを得ません。集団感染したら、帰国後、もっと学校の負担は増えるのです。たとえ一人でも感染すれば、ほかの学年の生徒たちも含め、学校全体が右往左往するのは明らかです。

政府が、韓国への渡航を禁止すべきなのです。ビジネスで出向く人は別として、修学旅行、できれば観光旅行も当面、止めさせるべきです。日本国内のMERS蔓延を防ぐため、日本の未来を担う若者の命を守るため、当然の措置です。これが本当の水際作戦。それが出来ない政府は、日本人の命を軽んじているとしか思えません。

近いのです。韓国へは、MERS騒動が一段落してから訪れればいい。

エルメス

写真エルメス2エルメス大好きの友人のお供で、エルメスのパーティに伺いました。会場は上野の国立東京美術館。私はエルメスの服を一枚も持っていないので、唯一のエルメスバッグ(オレンジ)に合う和服を着ていきました。

コレクションは本当に背の高いモデルばかり。服はユニセックスな感じでしたね。その後、庭園で立食パーティ。ここぞとばかりバーキンをお持ちの方もいらっしゃいましたが、本当におしゃれな人々は、大判のスカーフを上手に使って着こなしている印象。

やっぱりエルメスのスカーフで帯を作っておけばよかった。写真の和服まわりの詳細については、「きもの適齢期」をお読みくださいね。

 

地球が怒っています

口永良部の火山噴火に小笠原諸島の地震・・・。地球が本格的に怒り出しました。

地震や火山噴火について、予知や勧告に頼っては駄目。人間が自然を支配できるなどという傲慢な考えは捨てるべきです。

私たちは火山列島で暮らしているのに、これまで快適な日々を送れたことが奇跡なのです。異常気象ではなく、これが本来の地球と考えるのが妥当です。

改めて自然と向かい耳を傾け、個人の直感を研ぎ澄ますことが大切なのです。

山の手空襲から70年

70年前の今夜、東京の表参道が猛火に包まれたこと、ご存知ですか。3月10日の「下町空襲」と区別して「山の手空襲」と呼んでいます。

表参道交差点の安田銀行(現みずほ銀行)の前には、黒こげの遺体が幾重にも重なっていました。他方、山陽堂書店に逃げ込んだ人々は無事だったという、まさに生死を分けたドラマがあります。明治神宮を目指した人が命を落とし、青山墓地に逃げた人々は救われています。

インタビューを重ねた私は、新潮文庫『ワシントンハイツ』第1章に、当時の状況を描きました。ここ数日、読み返しているのですが、我ながら涙してしまいます。

どうか今日だけでも、犠牲になった方々へ思いを馳せて下さい。できれば周囲の方々に、この事実を伝えて下さいね。原宿表参道をノーテンキに買い物して歩く若い人々にも。

改めて、ご冥福をお祈りいたします。

 

葵祭2015

IMG_7945●およよ正面IMG_7702●
今年の葵祭は、最後まで晴れていて、ほっとしました。遷宮の年ですものね。
IMG_8023●さいおうだい右は、朝10時半の出発を前に、待機している牛車@御所。日傘も禁じられている中での観覧は、陽射しが強くて大変です。

この後、行列は下鴨神社へ。路頭の儀一番の見所は、糺の森。木漏れ日の中を進む行列は、本当に美しい。ご一行はしばらく休憩して、上賀茂神社へと向かいます。左の写真は、下鴨神社で休憩する馬たち。IMG_8166


IMG_8066

でも、神事として本当の主役は、天皇の勅使なのです。右の写真は上賀茂神社での社頭の儀。昨年の勅使は若くてフォトジェニックでした。興味のある方は、2014年5月をクリックして確かめてみて下さい。