東京で豆まきといえば、大きな神社仏閣で芸能人が舞台の上から振舞うという印象ですが、京都ではもう少し本格的。年男や舞妓さんの豆まきの前後に、鬼やらいなどの追難式が執り行われます。六波羅蜜寺は特別で、土蜘蛛なんですね。
人々は、土蜘蛛鑑賞はどこへやら。福豆狙い、蜘蛛の糸狙いで手が伸びるのですが、この日は群集の後ろにいた私のところにも福豆が飛んできて、ありがたや、ありがたや。
夜は吉田神社へ。
10 年くらい前でしょうか、この季節に京都にやってきて、「京都の人は節分はどこに行くのですか」と運転手さんに訊いたところ、「吉田神社と壬生寺でっしゃろ」といわれたのですが、新幹線の時間も決まっていたので、諦めたことがあります。
吉田神社では2日に鬼やらいの神事があるのです。3 年前、観にいこうとしたのに、ものすごい人上までの到達せず、神事を見逃したどころか、その後の参拝も、もみくちゃにされて、二度と足を踏み入れませんでした。でも、吉田神社と壬生寺を往復する臨時バスが走っているのをみて、おびっくり。さすが風水都市京都。鬼門と裏鬼門が大切なのですね。
鬼門と裏鬼門、それが吉田神社と壬生寺なんです。欲を言えば、鬼門から時計回りに一周、吉田神社、八坂神社、伏見稲荷、壬生寺、北野天満宮なのです。
さて、その鬼やらい。2時間前に上の境内まで到達して場所取りが必要とわかり、16時から立っていました。そこへ、孫だけでも見せてほしいとの女性が出てきて、隣に立つ5歳の少年のケアをしていたら、写真はいまひとつ。でも後ほどアップしますね。最初は怖くないといっていたのに、やっぱり近くに来るとしり込みして、幼いころに鬼を見るのは大切ですね。
久しぶりの教育委員会。本題の後のトークが面白いのです。
オペラの反応を語る三枝さん、元防衛大臣の森本さん、百マス計算の陰山先生と久しぶりにお話できて、楽しかったあ。
大臣辞任、北朝鮮、テーマはいろいろ。
先週、東京Bunkamuraオーチャードホールへ。三枝成彰さんのオペラ「Jr.バタフライ」を観るため。2004年、島田雅彦さんの台本で初演。2014年プッチーニ音楽祭での上演後、イタリア語版の日本公演は今年が初めて。
翌々日、エンジン01教育委員会に出席して、最終の新幹線で帰洛。そこで三枝さんから伺った反響が興味深い。今日の日本社会で反戦を謳うオペラ上演はかなり覚悟が要った、しかし会場に足を運んだ、政権に近い(と思われる)人々からも絶賛されたというのです。
明日の京都 緊急フォーラム「文化庁を京都に」。企画設営委員として拝聴。
パネラーの先生方のお話はすべて面白く、しかし山折先生が一番過激で面白かった。
http://tomorrows-kyoto.jp/wp/wp-content/uploads/2015/12/95cf86aa9fe8d265cb335448e9c0bd31.pdf
企画設営委員を務めている「明日の京都 文化遺産プラットフォーム」の会議。明日は緊急フォーラム。
今年初めての書は・・・
七難即滅 七福即生