大丸京都店にて開催中の「わたせせいぞうの世界展」は13日まで。お急ぎください。2枚まで、わたせさんの絵の前で写真撮影可能ですよ。
ハートカクテルが懐かしい世代はもちろん、京都12カ月のわたせワールドをぜひご堪能くださいませ。
私の中では、一月七日の初釜式までがお正月。今日は祝日感覚なので、世の中、普通に仕事が始まっていて驚きます。
人日の節句に上賀茂神社を訪れると、婦人会が作る七草がゆを頂けるのですが、初釜式、最近は午前のお席に呼んでいただいているので、今日庵に直行。今年は神明舎によって、和久傳の鰯とともに七草がゆを頂きました。
着物は梅文の訪問着。正月から春にかけて、よく着ていますが、母の古代裂色紙集文帯(黒留にあわせていたもの)を締めると、格があがります。6年前の装いと同じ。
本当は若冲の着物を着るつもりでしたが、白地の着物に想定していた帯が地味な気がして、梅文に。ブリブリしても見えるので、初釜式にこの着物を着るのは、今年が最後かもしれません。
京都は大晦日も忙しい。松飾などは28日や30日にそろえるとして、つきたての鏡餅は大晦日に購入。その後、神社にお献酒。年越しそば。例年は八坂さんの朮詣り。除夜の鐘撞きと続く。これまで和服で過ごしてきた私ですが、今年は事情があって初洋服。
毎年、錦のお米屋さんで買っていたお餅。昨年から大丸地下に切り替えたのだが、朝一に訪れて、びっくり。ものすごい行列ではありませんか。去年までこんなことなかったのに・・・と後ろに並ばれたご婦人が電話でご家族に報告されていました。同感であります。
さて、今年はこの日の消印有効で送る書類作成が終わっていなかったために年越しそばは日没前に頂くことにしました。訪れたのは家からほど近い麩屋町の河道屋さん。こちらのお蕎麦、お茶会などで小さい椀で頂くことはあっても、本店でお蕎麦を頂いたのは初めてなのでした。そうです、子どものころ頬張っていた蕎麦ぼうろでおなじみだったというのに。で、初体験のこの日に注文したのは天ぷらそば。
ちなみに、昨年は、八坂参拝の前に、四条通で出雲そばを訪れ、和服で、蟹入りを食していました。八坂参拝前なら出雲そばを頂くのが理にかなっているのです。同じアングルでも、やはり1年で老けたのがわかってしまいますが(目ぢからが違う)、戒めとして昨年の写真も掲載します。
今回は、和服で新幹線に乗り、その足で東京神保町での書塾稽古に。黒を選んだのは、墨がつくのを恐れてのこと。
なぜ着物を着ているかといえば、18日早朝の新幹線で京都に戻り、10時から会議、午後からお茶会というscheduleだから。新幹線で楽だからと洋服を着ると、和服に必要な何かを忘れてしまうので。こういうときは、和で通し、洋服はニットワンピースとウルトラライトダウンをスーツケースに入れて移動します。
季節柄、クリスマスカラー葵の帯を締めています。シーンによって、出す面を換えて。17日の書展も、このコーデで。21日にホテルで開かれるサロンには、ギフトボックスの帯を締めます。
緑の帯揚の地紋はワインボトル。クリスマスカラーの帯締めは、ぎおん井澤屋さんで見つけました。