9年前のマスク

もともと鳩の糞被害でベランダ掃除にマスクを使っていた私。左のピンクがその箱で、コロナ騒動時に半分くらい残っていた。

白いのは、先月、東京滞在中に別のものを探していて吊り棚の中でみつけたマスクの箱。60枚入りのうち40枚くらい残っている。なんか、得した気分。でも、どうして私のところにあるんだっけ。花粉症でもないのに。

そうだ。9年前、放射能汚染対策で箱買いしたのだった。

今日は311。14時46分に黙祷を捧げます。

写真の説明はありません。

東京下町空襲

今日は3月10日。東京下町空襲で命を落とした方々のご冥福を改めてお祈りします。戦後75年間の平和は彼らの犠牲の上に成り立っていることに思いを馳せて感謝を捧げることが、いまの日本を守ることにつながると信じています。

拙著『ワシントンハイツ:GHQが東京に刻んだ戦後』第1章に書いたのは山の手空襲(5月25日)についてでした。同時に、建築家アントニン・レーモンドがユタの砂漠に空襲のための実験家屋を造ったことは第2章に、米軍が夜間無差別爆撃に至った経緯は第3章に記しています。

75年前、米軍が夜間無差別爆撃に切り替えた背景には、米軍の成果主義がありました。原爆の開発費20億ドルは有名ですが、B29と焼夷弾の開発には30億ドルも費やしていたのです。空軍の独立をかけて、どんな手段を使ってでも、空襲で成果を出さねばならなかった。その犠牲になったのが日本人でした。

お手元にある方は、ぜひ読み返して。大国の思考回路を知ってほしいのです。今回のコロナ騒動で、ウィルスが細菌兵器になることを全世界が知ってしまいました。いま戦争が始まれば、細菌兵器がカギとなるでしょう。それを食い止められるかどうか。想定力が問われます。

京都に来てから親しくさせていただいていた女性(82)が昨日、荼毘にふされました。命の重さについて考えることの多いこの頃。先人に感謝しつつ、日本の無事を祈ります。合掌。

追伸:写真の帯は、文庫版初版のもの。

2020年3月 ひいなの帯で船場の雛飾り鑑賞、我家の御殿飾り見直し

新暦の3月3日、船場の雛飾りを観に、大阪へ。帰りに、神明舎に寄って、我家の御殿飾りを見直しました。いやあ、ご立派な雛飾りアレコレを見た後だと、この御殿飾りも淋しいわ。

色無地風小紋を着るつもりが、袖のあたりの糸がほつけていて断念。地が笹の色無地。ちょっと仰々しいが、ま、紋を刺繍にしたので、大丈夫かも。

各国の対応と総理の決断

どこの国も、コロナ感染拡大対策バッチリですね。日本だけでしょ、全国一斉休校で総理大臣を責めている国。信じられません。

いいじゃないですか。あとで思い出になりますよ。私は「コロナ卒」で、卒業式は教室でした、ネット卒業式でした、と社会に出てから商談で話題にできるかもしれない。学園紛争世代と同じように。

中国の上海では地下鉄通勤が復活しています。駅員が人数制限をしているばかりか、改札で検温して、体温高い人は入れません。

ロシアは空港で、アジア便の乗客を飛行機から降ろす前に着席のまま、係員が機械をかざして熱を測ります。その後、イミグレで滞在地を詳しく書かせたうえに、ウィルス検査をして自宅滞在を促します。

オーストラリアでの感染者はイラン帰り、インドネシア初の感染者は、日本人感染者と接触していたと報じられていました。こうやって、日本のイメージ悪くなっていくのですよね。海外に滞在している邦人の方々のご苦労いかがばかりか。放っておけば、日本人を入国拒否する国が増えるだけ。

だから必要なんです、首相の英断。文句ばかり言わないで、ちゃんと評価しましょうよ。

素人のつぶやき

テレビで検査しないことを非難している人多いけど、
まずはレントゲン検査を受けて、肺炎の疑いのある人は全員PCR検査を受けられるようにするというのではダメなのかしら。
誰でも彼でも、検査受けなきゃみたいな誤解を招いているの、特に年配者の間で。安心したいというのもあるみたいですが。

換気するでしょ、普通

長めの東京滞在から今日、帰洛。神明舎で、我家のおひなさま(御殿飾り、昭和9年製)を飾り、烏丸通から北山橋西詰へ葵タクシーに乗った。驚いたことに、窓ガラスは、開けるのに手動で回す旧式のもの。わあ、持ち手にウィルスいっぱい付いていたらどうしよう。しかも、古いのか、固くて両手でまわさないとダメ。とほほ・・・。

さらに驚いたことに、運転手さんが「車内、暑いですか?」と訊いてくる。えええ? このご時世、換気するでしょ、普通。なんで?

しかも、降りるとき、窓閉めてくださいね。と言われた私。窓閉めるように客に迫るのも、なあんか、変。

新型コロナウィルス、感染力半端なくて、実はものすごく怖いんですよ。日本人の危機意識、低過ぎです。

2020年2月 杉本会文化サロンへ 梅文の帯で

2月1日、ならや杉本会文化サロンに参加しました。

今回は、「焙じる茶のひと時」と題して、火鉢で炙るおせんべいと番茶手前(小川流の煎茶法)を体験。子どものころ実家で、ある時期まで祖母の家で体験していたことなれど、年老いて久しぶりに挑戦すると、なんだか不思議に夢中になる自分に驚きました。手あぶり火鉢は我家にも残っているので、来年は神明舎でやってみようかしら。

 

京都御所の静寂をかみしめて

京都の町を歩いていると、秋冬春はワシントンDCに、夏はジャカルタにいるような錯覚を覚える。そう、外人観光客が押し寄せる前の話だ。

今日の昼下がり、同志社図書館を出た烏丸通の静けさは、久しぶりにワシントンDCを彷彿とさせ、わくわくした。

京都御所ではさらに幸せな気分に。かくも静かで穏やかな御苑。マスクのいらない御苑。このご時世に、なんと恵まれた環境であることか。思い切り深呼吸しながら、白雲神社に参拝。梅の花々を愛でて帰った。

 

中京にも、うっすらと雪

洛北では美しい雪化粧を撮影するためにカメラマンが殺到しているらしい。

洛中でも、うっすらと雪。千切屋本社ビルの工事スタッフも、今朝の仕事は雪かきから。

大文字のあたりが白くなっている東山の手前は、室外機がいっぱい。中京(なかぎょう)区の現実です。他方、新しくできたマンションは屋上がシンプルで有難い。千切屋さんの屋上はどんなんになるかな。