高齢者ストーカー

高齢者のストーカーが問題視されている。裏にある心理は、最後にもう一度花を咲かせたいという願望だ。渡辺淳一さんが扱った「失楽園」はまさにこれ。

私が知る限り、あの世代の男性には「嫌よ嫌よも好きのうち」という勘違いが存在する。時代が違うのだから、嫌だといったら、嫌なの。それを理解しないダメです。相手の気持ちを考えず、押せ押せで 待ち伏せたりするから事件になるのだ。

焦りはわかるが、自分の夢を一方的に若い女性に求めるのは迷惑というもの。40歳も下だったら、60代らしい包容力を発揮し、相手を育てるくらいの余裕がないと成就しない。ファザリーな空気をかもし出せばいいのだ。わからないかなあ、そこんとこ。

 

体調不振の中、時代祭を観る

日曜朝から鼻の奥が痛く、ユーカリのアロマエッセンスをあて、プロポリス&アリナミンを摂取。昨日も回復せず抗生剤を飲んでみが、今朝は鼻詰まりの上ボーっとするので、病院へ。血液検査とレントゲンの後、別の抗生剤を与えられた。どこでウィルスを拾ったのだろう。新幹線の中かも。

時代祭り2013 診察の後、御池通に出て、時代祭の行列を観る。明治維新から過去に遡り、織田信長や紫式部もいる。装束に身を包むのは一般市民。これぞ究極のコスプレだ。診てもらった医師が言うには、京都では10年住んで市民と認められ、院長クラスだと「馬に乗りませんか」と声がかかったりするそうだ。

夜は鞍馬の火祭り。今日は温かいとはいえ、体調が悪化するかもしれない。よって、家でおとなしく。ぼーっとしていて、やる気がおきない。

 

露草の生命力

つゆくさ秋が深まり、ついに露草も終わりに近づいてきたのだろうか。花の数がめっきり減った。

京都のベランダのプランターにある日突然、生えて来て、可憐な花を咲かせ続けたのである。早起きすると、このブルーがいっぱい。部屋のあちこちに挿して楽しませてもらった。初夏からずっと。

花は朝に咲いて、夕方にはしぼんでしまう。だが、ものすごくたくましい。朝、挿して、しばらく留守にしたりすると、花器の中の茎から根が生えている。思わず理科の時間の水栽培を思い出すほどに。

月草、蛍草、帽子花、青花などともいう。この青は染料にもなるらしい。

東京から同じ土とプランターを持ってきたのに、どこからやってきたのだろう。雑草のように強く、どんどん繁殖するので、私の扱いもぞんざいになっていたのだが、もう終わりかと思うと寂しい。昨日から鼻と喉の痛み、そして微熱でぼーっとしているせいで、この露草の生命力が妙にいとおしい。

明日の京都 文化遺産プラットフォーム

朝早く外に出ようとしたら雨。寒くて寒くて、家に引っ込んでしまった。そういえば、また台風がやってきているのだった。伊豆大島の方々、大丈夫かしら。他人事ではなく、私たちも台風・停電対策が必要だ。1階で暮らしている方は、大切なものは上に、懐中電灯の電池点検、ポリバケツに水の確保、寝袋かダウンを持ち出せるようにしたいもの。

昼からは立命館朱雀キャンパスで開かれた「明日の京都 文化遺産プラットフォーム」を聴きに行く。テーマは京都の景観について。宗教学者の山折哲雄さんの基調講演に加え、松浦 晃一郎さん(会長/前ユネスコ事務局長)の司会で、門川 大作さん(京都市長)、森本 幸裕さん(京都学園大学 バイオ環境学部 教授)がそれぞれの立場から意見を述べられた。京都1年生の私には、興味深い話ばかり。

朝から鼻の奥が痛い感じがする。会場でもユーカリのアロマ・エッセンスをあてていたが、喉に痛みが移行して、発熱するかもしれない気配。プロポリスとアリナミンを摂取。無事を祈りつつ、これにて就寝。

石榴文様

ざくろ帯2-150x150ざくろ-150x150急に寒くなりました。自然に着物は袷を選びたくなります。

この季節、お店にザクロが並んでいるのを見ると、嬉しくなります。これらの帯を締めようと思うから。着物の文様としての石榴が好き。九谷焼にもよく描かれています。中国では吉祥文様ですから。左は染帯、右は刺繍帯(裏は椿)。いずれも、かわの屋さんで購入しました。

幼いころ暮らした名古屋の家には石榴の木があり、母がそれをもいでは食べている姿が印象に残っています。私も子どもなりにコーンを食べるようにツブツブを摘んだり歯でかじったりして食べたものです。いまではイラン産ザクロジュースを買って飲んでしまいますけど。

 

YUKI TORII コレクション 2014春夏

コレクション★-214x300昨夜はYUKI TORII 2014 春夏コレクション。このために新幹線で東京へ。可憐な服が続々登場。でも、例年の春夏に比べると色は少ないかもしれない。シルバーが多かった印象だ。

レセプションパーティで、はこだて未来大学の美馬のゆり博士と撮影。美馬先生もこの日、北海道からやってきたのです。鳥居ユキの求心力、おそるべし。

二人とも、2013年秋冬を着ています。濃紺のパンツスーツ。私にしては地味な色合いなので、シルバーのネックレスと同じブローチを袖口に持ってきました。

粟田祭の神仏習合

今日も陽射しが強かった。日向にいると暑さが際立つのだが、肌をなでていく風がそれを否定する。すぐにでも木枯らしに変身しそうな怪しげな気配なのだ。秋が足早に過ぎて、冬がやってきそうな予感がする。

粟田神社の渡御行列を観にいった。今日は神輿が練り歩き、青蓮院門跡に入って神仏習合の神事が行われると聞いたからだ。

何年前のことだろうか。平安神宮近くの美術館に行くのに、八坂神社から散策しつつ、吸い寄せられるように入った青蓮院。その後、粟田神社に迷い込んだ。その思い出深い神社と寺院で神仏習合の神事があると知れば、ご縁と思わずになんとしよう。

この祭りの特徴は神輿に先立って、町内の疫神を鎮めるという「剣鉾」の存在。長さ6mほどの棒に剣先が取り付けられ、空に向かって揺れる様が美しい。鈴らきしものがついていて、その音色がなんとも心地よいのだ。空気を浄化するだけでなく、人間の気持ちも癒してくれる響きだ。

重さは40キロ近くあるという。基本は横にして移動し、然るべき場所に来ると 建て、腰につけた差し革で支えてバランスを取りながら練り歩く。この鉾差しができるまでに3年前後を要する技らしい。粟田祭では、6基が練り歩く。

 

神輿が青蓮院門跡の中に入ると、まず神道のやり方でお供えがなされて粟田神社宮司が祝詞をあげた。続いて青蓮院門主が玉串を捧げた後に、天台宗の修法で浄水を柳の枝で灌頂した。少なくとも私の位置からはそう観えた。

明治維新以前には、神仏習合が当たり前だった日本。その儀式が粟田神社で復活したのはいつなのか。前の晩は知恩院との神仏習合の儀式。まずは仏式の法要。般若心経の読経を経て、神事が行われるという。

粟田神社は祇園感神院新宮。なるほど、祇園祭と通じるものがあるわけだ。

★写真は後日アップします。

 

富士山リマインド希望

東京へ向かう新幹線、昨日はめずらしく富士山を通過する際、アナウンスが入った。以前は当たり前だったこのアナウンスも、頻繁に東阪往復するサラリーマンから「うるさい」とクレームが入って途絶えていたという。いつもタイマーをかけて富士山を拝む私にとっては、うれしいサービスなのだが。

今日の東京28度、京都は30度を越えるらしい。今日も半袖で出かけねば。

NY市場は円安ドル高、ダウは久しぶりに上げている。FRB議長バーナンキ後任にイエレン氏が指名され、出口戦略も慎重になるとの安心感からだろうか。日本株も今日は値上がりするかも。

アメリカは週末、リビアとソマリア2箇所で、対テロ奇襲作戦に出た。ソマリアでの標的は先月、ケニアのショッピングモールを襲撃した「アッシャバーブ」拠点。リビアではアブアナス・リビ容疑者を拘束。彼はタンザニアでの米国大使館爆破テロの首謀者として、米国が15年追っていたアルカイダ幹部