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台風被害にあったフィリピンの国旗色に染まるNYのエンパイア・ステート・ビルディング。こういうとこ、NYって粋だよね。アメリカが宗主国だったからというだけではないはず。東京タワーもやればいいのに http://globalnation.inquirer.net/91313/empire-state-building-lights-up-in-blue-red-yellow-for-yolanda-victims … @inquirerdotnetさんから
台風被害にあったフィリピンの国旗色に染まるNYのエンパイア・ステート・ビルディング。こういうとこ、NYって粋だよね。アメリカが宗主国だったからというだけではないはず。東京タワーもやればいいのに http://globalnation.inquirer.net/91313/empire-state-building-lights-up-in-blue-red-yellow-for-yolanda-victims … @inquirerdotnetさんから
関西大学で開かれていた「地方の時代」映像祭。表彰式、シンポジウムなど、無事終了。
本当はひとつひとつの番組についてコメントしたいけど、全体をまとめると、こうなる。ローカルを深めると、実はグローバルが見える。日本という国が、明治維新以前も、グローバル世界とは無縁に生きられなかったことが肌で感じられる。地方局もケーブルも、本当にがんばっている。というより、地上波キー局の危機感を感じずにいられなかった。
くわえて、中高生のかわいいこと。とりわけ中学生は、存在するだけで眩しい。まっすぐな彼らの感性がそのまま育ち、すばらしいジャーナリストに育つことを願って止まない。
上賀茂神社の「相嘗祭」に参列しました。直会で頂いた神酒がいつもと違うと思ったら、できたての新酒。白くにごっていたゆえんです。
その年の新穀と新酒を伊勢の天照大神に奉られるのが「神嘗祭」。天皇がとくに信仰された全国71座の神々に奉られる祭儀が「相嘗祭」。天皇ご自身が召し上がるのが「新嘗祭」。戦後、新嘗祭は「勤労感謝の日」と呼び名を変えられ、日本人のお米への感謝意識が消えていきました。が、天皇はいまでも、この新嘗祭が終わるまで新米を口にされないそうです。
太陽の陽射しがまぶしくて、つい傘を持たずに出かけたら、突然に冷たい雨が降り出し、着物と帯(できたての葵文の染帯)を守るのに苦労しました。京都ではこれを「北山時雨」と呼び、「こういう年には雪がよく降るんですよ」と禰宜のお一人がつぶやいておられました。たしかに、霙を思わせる雨でした。すぐそこ晴れているのに。
夜は東京からの友人にお誘い頂き、彼の京友お勧めの祇園にあるワインバーへ。寒さのあまり、カシミヤの和コートを纏った私。冬はもうそこまで。京都での紅葉狩には、ダウンが必要かもしれません。
注)写真は雨があがって撮ったもの。あまりの眩しさに帯の柄がわからず、少し暗く調整したところ、顔が真っ黒になってしまいました。
奈良の正倉院展、最終日に駆け込みました。木々が美しく色づいているといいたいところ。でも、それはほんの一部で、真っ赤になるまで、あと2週間くらい必要ですね。京都駅から奈良までは近鉄で40分。何を迷うことがあろう。せっかくだから、行くでしょ。
毎年開かれている正倉院展。期間が2週間余なので、東京からだと、つい見逃しがち。でも、信長が執着した香木の蘭奢待(らんじゃたい)が公開されたときには、根性出して訪れています。
最終日だから混雑を覚悟したものの、16時前で全く並ばずに入場。拍子抜けです。平日なのと雨が幸いしたのでしょう。音声ガイドに倣い、じっくりと拝見できました。
正倉院文様の帯はいろいろあるのですが、格が高すぎて、美術館めぐりには不向き。なので紅葉を意識して赤の入った大島を着たのですが、展示されている平螺鈿背円鏡を見て、急に思い出したのです。螺鈿入の黒い帯を思っていたことを。お召しにその黒い帯を締めてくれば良かったなあ。かなり残念。
余談ですが、アルバムを整理していたら、幼いころ鹿に餌をやっている写真が何枚か出てきました。私の記憶が正しければ、奈良にドリームランドという遊園地があって、そこに何度か来ていたのです。名古屋から奈良も、近鉄を使うとアクセスしやすかったのでしょうか。
11月、京都では火焚祭が行われます。五穀豊穣と無病息災を願う神事のひとつですが、一緒に湯立神楽が奉納される神社もあります。私が訪れたのは、京都御所の中にある白雲神社。「御所の弁天さん」と呼ばれています。
例祭の神事の後、護摩木を燃やして火焚祭が行われますが、参列者で大祓詞を唱和するのは新鮮な経験でした。大祓詞コピーが配られるのは、めずらしいように思いました。その後、神楽、湯立神事が始まります。神前に大きな釜をおいて湯をわかし、酒、米、塩を四方に振りまき、釜の中へ。そして笹を束ねたものを湯に浸し、周囲にふりかけます。その湯を浴びることで清められ、無病息災が保障された気持ちになります。あいにくの雨だったので熱いとは感じず、しかし、晴れていれば、お湯の熱さで効果覿面と感じるらしい。そして、この笹の葉を頂いて帰ると、効果が倍増すると信じられています。
直会は、「お火焚饅頭」(右が紅、左が白)。焼印は火炎宝珠だといいます。味は特別ではありません。11月にはどこの和菓子屋にもこのお饅頭が並びますが、焼印に季節感を感じるためには、一度はこの神事を体験されることをお勧めします。
24年前の今日、ベルリンの壁が崩れた。20周年にベルリンを訪れて、その変貌振りに驚いたが、冷戦の崩壊は、世界全体のありようを大きく変えたと思う。
私はといえば、京都で吉岡幸雄さんの講演を聞いた。久しぶりだ。染司よしおかは西麻布、それも米軍のヘリポート前にお店があり、90年代後半、私は先生の講座を受講していた。染めを軸に、日本をみつめる講座だったのだが、母が存命で、いまのように着物に関心がなかったために、濃密な講義内容が細胞の中までしみていなかったと反省している。それでも、フィールドワークとして、春日大社の御祭り、東大寺二月堂の修二会、祇園祭などにいざなっていただき、それが私の日本回帰に大いに貢献したことは間違いないのだ。
今回は京都創生委員会主催。京都についてのリアルな分析も心に響いた。京都で暮らし始めたので、私のアンテナも変化したということだろう。
帰宅して先生の著作『源氏物語の色辞典』を読み返した。以前、NHKBSの「週刊ブックレビュー」でも紹介したのだが、『源氏物語』の色を植物染めで再現された経験を踏まえての労作だ。『源氏物語』に少しでも関心があれば、手元におかれることをお勧めしたい。
白トリュフの季節。東銀座でイタリア産白トリュフを堪能できるお店を発見。名前はムッチーニ。歌舞伎座裏、マガジンハウス横、という説明が、場所を特定するのにわかりやすいかと思います。
基本は食材販売。カウンターに4席。昼は12時前から13時半ラストオーダー。夜は18時から20時まで。おひとりさまの贅沢ディナーとして、大正解。
リゾットに白トリュフをかけるがお勧めということで、出来るまでの間、生ハムに白ワインでつなぎました。生ハムがこんなに薄く切れるマシンは日本にはなく、ムッチーニさんがイタリアから送ってくれたとか。
ちなみに、中国産のトリュフを食すとおなかを壊すので、イタリアでは輸入禁止になったのだそう。他方、日本では輸入制限がなく出回っているとか。みなさま、時節柄、ほかの店でトリュフ料理を注文するときは、産地をしつこく確認されるよう、お勧めします。