恩師との別れ

昨夜、四谷のイグナチオ教会で、上智大学名誉教授の村井吉敬先生の葬儀ミサ+お別れの会が開かれた。

献花のとき、ほとんどの人々は感謝の思いを伝えたに違いないのだが、私はひたすらお詫び。まず、博士論文を書いていないこと。ワシントンDCにいる間に、私の関心は占領期に向かってしまった

もうひとつは昨秋、先生が手術をされた旨、メールを頂いたのに、すぐに会いに行かなかったこと。前向きな文面だったので、急がなくてもいいと判断したのと、私自身が大腸ポリープ切除の手術を控えていて、正直、不安でいっぱいだったためだ。

先生は『エビと日本人』などの著書で知られるが、「小さき民」の目線からインドネシア社会の矛盾を指摘されていた。