今日の石川九楊先生の講演会冒頭で流す宮沢賢治の詩の朗読を録音しようと前の晩からタイミングをはかっているが、都会の音のうるさいこと。窓を閉め切っても、音は外から聞こえてくる。深夜でも、街の雑音から逃れらない。人の声、車の走る音、急ブレーキをかける音、などなど。バスルームでは反響してしまうし、時計の音は気になるし。
結局、本当の静けさは早朝しかなかった。窓からもっとも遠い部屋にこもって、録音を終了。もっとも、朝は朝で、烏の鳴き声がうるさいのだが。
それでも、生にしろと先生に言われるような予感はするのだが、最悪、これがあれば、どうにか乗り切れるであろう。