リサーチのために東京へ。
夜はエンジン01教育委員会に久しぶりに出席。坂東三津五郎丈後援会理事でもある奥谷さんに誘われ、ご自宅へ。
安らかな表情でした。舞台の上で眠る役を演じていて、いまにも、すくっと起き上がりそうでした。8月の舞台「たぬき」のように。
明後日の告別式には句会の面々と一緒に参列する予定で迷ったけれど、ご自宅にご一緒して良かった。旅立ちの前にお顔が見られて。
お嬢さんとの会話で、最後は家族がひとつになったのだと実感しました。思い出されるのは、「お父さんだけど」と言いつつ、ご自宅に電話をされていたこと、お嬢さんのために空港でお土産を買われていたこと、若き頃、お稽古の帰りに勘三郎さんと二人で六本木通の歩道で踊っていた話などなど。
律儀でこちらに緊張を強いる一方、温かい笑顔で迎えてくれた三津五郎丈の旅立ち。こちらも笑顔で送り出したいけど、寂しいやら、悔しいやら、気持ちの整理がつきません。