アメリカから帰国してみると、楓の蕾が固くなっていた。次第に芽吹き始め、ついには昨日、赤い花を発見。なんだか子どもを育てている気分。
楓の花については、季語を調べるうちに知った。一体、どんな花なのかと思っていたら、自分のマンションのベランダで、その存在を確認できたのである。
「和」にこだわって、床の間もどきの棚を造り、白いローマンシェイドで障子風にし、坪庭のごとく石庭が見えるようにしようと考えたのは数年前。小石を敷き詰めただけでは寂しいので、大きなプランターに竹も植えてみたのだが、陽が十分に当たらないのと、私が出張がちなことが祟って、ついに枯らしてしまった。
以来、竹を捜し歩いていたのだが、今年の初め、ようやく竹とともに楓を植える運びとなったのである。
ところが、その時期の楓は葉をつけることもなく、ただ枝ぶりに風情があっただけ。果たしてどうなることやらと思っていたら、
3月からいきなり芽吹き始めたというわけだ。 若葉には産毛があって、なんともいとおしい。おまけに、赤い花を自分の目で確かめることができたのは、大きな収穫であった。
この写真は近々新しくするでご紹介したいと思う。現在、自分でアップできるように練習中。
ベランダに楓の花が・・・
2010.04.07