5月8日に開かれる恩師の還暦のお祝いの打ち合わせを経て、西麻布のSWITCHへと急いだ。昨日が最終日という、安藤モモコさんのリトグラフ展を観にいくためだ。
モモコちゃんは、奥田瑛二さんと安藤和津さんの長女である。映画監督としての活躍もめざましく、現在ユーロスペースで上映されている「カケラ」も好評だ。それにしても、なかなかの才能である。絵を学ぶためにイギリスに留学していたのは知っていたが、リトグラフは今回が初めてだという。なのに、とても初めてとは思えないインパクトだ。実際、その個展で何枚か売れたらしい。 これから世界が貧困に向かうとしても、しかし、自分で立てる才能の持ち主は将来有望だ。
「食べられるかどうかわからない」という母親の心配もあるが、しかし、アートに国境は関係ない。これからは、中国人がクライアントになるかもしれず、ひたすら若い才能が羨ましいと感じた一夜であった。
安藤モモコリトグラフ展
2010.04.29