五山の送り火、無事に終了。不思議なもので、これで夏が終わったという気分になります。
結局、天気が読めず、火床にかぶせたビニールを直前にはずして点火したようです。おかげで、昨年よりすべてに火が点るのに時間を要した模様(写真左)。
送り火は、東山の大文字に始まり、西へ西へと点していくのです(極楽浄土説)。大文字点火の後、北上して「妙法」を観るのも悪くないのですが、今年は点火の時差が10分から5分に縮まり、移動時間が勿体無い。自宅から眺めつつ、静かに手を合わせた私です。
東京では、神宮外苑の花火大会だったはず。長い間、西麻布の自宅から花火を眺めて厄落とししていたものの、こうして送り火を通して「ご先祖意識を高める」機会を得られることが、もっと尊いように思えるこのごろ。姪とか見ていると、東京の、日常生活に埋没した7月のお盆は、何か大切なことを伝承できずにいるようで、気がかりです。
京都には、感謝の入り口がたくさんあります。でも、それを継続することがどれほど大変か。保存会や関係者に、改めて感謝!
【追伸】
京丹後地方の避難準備, ・大雨注意報、心配です。当初、15日から丹後(花火や精霊流し)へ誘われていたのですが、先方の都合で直前にキャンセルとなり、市内に留まったのでした。