インドネシア大統領選挙 勝利宣言

★勝利宣言5年に1度のインドネシア大統領選挙。9日の13時に投票を締め切り、開票速報を受けて、同日夕方、PDIP(闘争民主党)党首メガワティ(元大統領)の家で、勝利宣言が行われました。ところが、対抗馬のプラボウォ(元陸軍戦略予備軍司令官)も勝利宣言をしたために、混乱した空気に包まれています。大勢の人々のお金を使っての出馬、5ポイント差では、抵抗せざるを得ないのでしょう。中傷合戦などで揺さぶりをかけるでしょうが、きっちりと投票用紙を吟味した末、選挙管理委員会によって、正式に結果が発表されるのは22日。

世代交代と呼んでいいのかどうか、現地ジャーナリストも日本の特派員も、スハルト政権時代を知らない若者たち。プラボウォが何をした人物なのか、わからずに報じています。これでいいのかどうか。この戸惑いについては、まだ整理できずにいますが、日本の報道のあり方にも通じるものがあります。

写真:メガワティを囲んでいるのが大統領候補ジョコ・ウィドド(愛称ジョコウィ、ジャカルタ特別州知事)と副大統領候補ユスフ・カーラ(元副大統領)。何も無いからとレンズを向けたのに、前にいきなりカメラを持つ手や頭が出てくるから迷惑至極。