お稚児さんは今日、いよいよ鉾に乗り込みます。動く鉾の上で舞えるかしらん。
そんな私の心配をよそに、お稚児さんは思い切り身を乗り出して「太平の舞」を舞いました。思わず「落ちないでね」と声をかけたくなるほど、ハラハラしてしまう私。稚児係がちゃんと押さえているから大丈夫なんですけどね。疫病を退治する太平の舞を、両脇のカムロたちが大きな団扇で広めるのです。この調子で四条通を富小路まで東進します。下にはお母様たちとおばあさまの姿が・・・。
富小路で引き返します。今度は西に向かって。つまりは西陽をもろに浴びるから、眩しいのです。お稚児さんもお父さまも・・・。この表情、やはり、父子は似ています。ということは、3代同じ顔。
四条通の信号は、鉾を避けられるようになっています。だから、通り過ぎると、係の人たちが元に戻します。これは、本番も同じ。
それにしても、お稚児さん、立派でしたね。これで、本番も大丈夫。名誉ある大役ですが、こんなに幼いのに暑い京都でまっとうするには体力が要りますね。
明日は神の子になります。ここからがまた、大変でございます。