昨日は大阪の文楽劇場へ。「本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)」を観る。吉田蓑助さんの遣う八重垣姫、艶っぽく美しい。後半の奥庭狐火の段では激しい動きなので桐竹勘十郎さんが担当。人形遣いもお疲れでしょうが、観ているこちらも、ぐったりしてしまいました。文楽は人形、太夫、字幕をフォローするので、歌舞伎より消耗する。もっとも、イヤホンガイドが小山観翁さんだったので、とてもわかりやすかったのだが。
ところで、昨年、桐竹勘十郎さんがはこの八重垣姫をアルジェリアで公演している。スタンディングオーベーションだったというが、複雑な心境である。