3月10日は東京大空襲(下町空襲)。8万3千人以上(警視庁)の人々が命を落とした。私たちはこの日を忘れてはならない。
アメリカはユタ州の砂漠に東京大空襲のための実験家屋を作っていた。「木と紙の家」を設計したのはアントニン・レーモンド。消火活動についてもシミュレーションを繰り返し、東京を火の海にするため徹底的に研究していた。米国政府は30億ドルをかけ(原爆開発20億ドル)、スタンダード石油やボーイングなどとともにB29と焼夷弾を開発。
67年前のこの日、米軍基地では大宴会が開かれている。日本を焦土化されたことで1947年、米空軍は独立を果たし、夜間無差別爆撃を命じたカーティス・ルメイは、米軍内で出世を果たしただけでなく、日本政府から「勲一等旭日大綬章」が送られている。昭和39年末のことだ。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。