来る11月9日に、アメリカで国家緊急警報システム(EAS)の初の全国テストが行われるという。テレビやラジオなどすべての通信が3分間停止。シャットダウンとなるらしい。
さすがシミュレーションの国、などと単純に感心してもいいものか。予行練習には意味があるはずだ。たとえば、NYのオキュパイ・デモが全米に広がり、暴動鎮圧のために非常事態宣言。「セキュリティビジネス」の時代へとつながるのかもしれない。
現在、日系アメリカ人が強制収容所に送り込まれるところを執筆している私としては、どうしてもこれが他人事には思えないのである。
しかも、この日は宇宙の動きからNASAが何やら警告している日でもあり、22年前の1989年11月9日は、ベルリンの壁が崩壊した日。この日付が偶然であることを祈るばかり。