笑顔の裏に核実験@ウィグル

昨日の深夜、NHKBSで80年代のシルクロードを観た。長閑で牧歌的でつい行ってみたくなる。 

あのころシルクロードを撮影したのは、NHK特集のスタッフとサントリーオールドの広告制作者くらいだったのではないだろうか。だから、私にとっては、懐かしいのだ。もちろん、私は映像で観ただけなのだが、切り取った空気がNHKと同じだから。「誰がつくる次の時代」「夢街道」など、言葉もよかった。ADは浅葉克己さん、コピーは長沢岳夫さん。詳細はここをクリック→http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:zwTVVWp_WkoJ:www.acccm.or.jp/kaiho/128/nanatsunokao/index.html+%E8%AA%B0%E3%81%8C%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8B%E6%AC%A1%E3%81%AE%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%80%80%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&source=www.google.co.jp

 人々の笑顔からは読み解けないが、実は中国政府による弾圧が続いてきた土地でもある。文化大革命の嵐が吹き荒れた後も、現在の北京政府による虐殺は絶えない。

 そして何より許しがたいのは、中国政府がこの土地で核実験を46回も行ったことだ。東京オリンピックの1964年から96年まで続いていたという。日本が経済発展にまい進してきた間、ウィグルの人々は放射能汚染を受けてきたということだ。結果、20万人近い人々が亡くなり、120万人が白血病を患ったという算定もある。国際社会は、この問題を追及する必要がある。

 日本にも飛んできている黄砂に放射能が含まれているのは、ウィグルでの核実験の結果かも。だとすれば、対岸の火事ではない。少なくとも中国政府が他民族を、いや漢民族でさえも、モルモットにしてきた事実を私たちは知っておく必要はある。