今日発売されたAERA「現代の肖像」で、紫野和久傳代表 桑村綾さんを描いている。
和久傳といえば、都心では、れんこんのお菓子「西湖」で知られるが、実は京都の高級料亭である。その女将の座を娘に譲って、綾さんは物販のための別会社を設立。安心・安全・美味の食材を求めるうち、農業に手を染めることとなった。
だが、話はそんなに単純ではない。そもそも和久傳は丹後の老舗旅館なのだから、そこに嫁いでからの綾さんの頑張りは、まさに細腕繁盛記そのものである。
農業に関心のある人はもちろん必読。サラリーマン社長たちにもぜひ、ほんもまもんの経営者としての綾さんの取り組みを学んでいただきたい。実際、日本を牽引していくのは、政治家ではなく、綾さんのような経営者なのだと私は考えている。