財源は富裕層の相続税で

素人の浅知恵ながら、財源確保について考えてみた。 

まずは、富裕層の相続税値上げから始める。不動産は50%のままにして、金融資産の3億円以上には、80%の相続税を課すのはどうだろう。それなら生前に貯め込むより、不動産などを買ってお金を流通させるほうが賢明だと考えないものだろうか。結果、経済は活性化するし、外国人による土地不動産の買占を減らす効果も出るはずだ。

 ただし、暖簾を継ぐ子どもや、数年間、在宅介護にあたった子どもには、特例措置を設ける必要がある。現行の法律では、財産は子どもの間で均等に分けられることになっているが、親への貢献度で多く受けとれるようにすべきだ。

 現行の法律では、5千万円+相続人一人につき1千万円まで非課税である。それ以外に富裕層の金融資産3億円を、たとえば3人の子どもが均等に受け取ったとしても、一人に1億円はいくわけだから、それ以上には100%課税してもいいくらいだ。

 とはいえ、日本の場合、親の金融資産はある種、子どもより優位に立つための手段でもあるから、3億以外に自分で自由になるお金は手元に残しておきたいだろう。その意味で、80%としてみたのだが、十分な年金があれば、それも必要ないかもしれない。あるいは生前に毎年、国家に定額寄付をした人にのみ、将来、国家による優雅で手厚い介護が受けられる富裕層向のシステムを構築するというのも悪くない。

次の段階として、以前から主張している「パラサイト税」があるのだが、この話はまた改めて。、