昨秋立ち上げた神明舎で今年から開催しているAkio Satoko のA-Studio。今回も和やかな空気の中、無事に終えることができました。まずは、私の無茶なお願いを受けてくださった伊東久重先生に心より感謝申し上げます。そして、行事の多い卯月の日曜日、神明舎に集ってくださった皆さま、ありがとうございました。
今回は有職御人形司十二世伊東久重先生をお招きし、貴重なお話を伺いました。完成にいたるまでの気の遠くなるような工程について、宮中に収められた御人形だけでなく、長刀鉾の天王人形や月鉾の稚児人形、伊東家の守り神・草刈人形にまつわるエピソードなどなど、どれもこれもワクワクする内容で、興奮まだ冷めやらぬまま、新しい週を迎えております。
早速に記事にしてくださった吉田市蔵さん、ありがとうございます。こちらにも当日の写真を掲載しますね。先生の御人柄に触れて、いかにも楽しそうな皆さんの様子が伝わってきます。
背景にあるのは、母から私に受け継がれた御殿飾り(昭和9年製)。紫宸殿を模した御殿飾りは昭和初期、昭和天皇のご大典を受けて京阪神で流行したもの。名古屋生まれの母のために母の大叔父が京都まで来て買い求めたという親戚の噂は本当だと判明しました。
伊東久重美術館が先月、静岡県の三島に誕生し、私も寄せて頂きました。春と秋に公開です。9月には、京都で個展が開かれる予定。参加者みなでお伺いするつもりです。ありがとうございました。