YUKI TORII 2019年春夏コレクション

東京恵比寿ガーデンプレイスで開かれた鳥居ユキさんの春夏コレクションにて、鳥居ユキ先制を囲んで、函館未来大学の美馬のゆり博士と撮影。

発表された作品はこちらから→https://www.wwdjapan.com/721705

JKの裏地にご注目。花柄ブラウスと色違いの山吹色なんです。和服の羽裏のようで、楽しくなります。コレクションだから華やかにしようと、家にあったパールやゴールドのネックレス(本物とフェイクとりまぜて)をジャラジャラつけてみたものの、パール系イヤリングをつけるのを忘れてしまったアホな私。この直前に打ち合わせが入っいて、装飾品は化粧室で直前につけたのが失敗。

それにしても、家にあるイヤリングの数の多いこと。キャスター時代に買い集めたのが、そっくりそのまま残っているのでした。あんなにイヤリング好きだったのに、和服に慣れたら、無くて平気になりました。

2018年10月 企画運営委員として龍の帯で、水のフォーラムへ

「明日の京都文化遺産プラットフォーム」第8回フォーラム「水のみやこ京都の明日~それは京都盆地への導水事業から始まる~」。京都にとって水がいかに重要なものであるのか、災害をも意識して、現代京都の水環境をより豊かなものにすることを再確認。

昨年の第7回は古都の借景がテーマで、私はコーディネータとして登壇しましたが、今年は企画設営委員の一人として客席に。

水がテーマなので、水色の単衣に、龍神の帯。海と縁の深いラリマーの帯留をつけて。

写真は、副会長の村井康彦先生と平安京についてお話しているところ。もう一枚は終了後、やはり副会長で防災のプロである土岐憲三先生と記念撮影。

この日、私が写真と文を手掛ける「京都 神と仏の歳時記」第2号 追儺式(ついなしき)が配付されました。興味のある方は、ぜひ次のサイトに入ってみてくださいね。

http://tomorrows-kyoto.jp/news/2018/4222/

 

 

 

2018年10月 Ippodo New York 10周年+誉田屋源兵衛280周年 誉田屋源兵衛 × ラウラ・デ・サンティラーナ

普段は拝めない誉田屋源兵衛の帯と、ヴェネチアのアーティスト、ラウラ・デ・サンディラーナのガラスを観に、おでかけください。室町三条下がる、立派な町屋が誉田屋さんです。京都は8日まで、東京の方は、12日から、銀座一穂堂でご覧になれます。

写真上は、誉田屋源兵衛・山口源兵衛さん。下は一穂堂・青野母娘。母はご存知、銀座一穂堂を、娘は一穂堂NYを今日まで育て上げました。

この誉田屋製倭文(しずり)の帯は、滅茶滅茶軽い。紐やリボンやチェーンを通して個性的なので、東京では注目を集めます。倭文とは、梶の木や麻などで経縞や格子を織り出したもの。この帯がモダンな印象を与えているのは、箔が経に使われているためです。赤い着物は家にあったもの。おそらく娘時代の私のために祖母が買い置いたかと思うのですが、柄いきが面白くないので、眠っていたものです。

Akio Satoko の A-Studio@神明舎  vol.4 秋の夜長の能語り

先日の「Akio Satoko の A-Studio vol.4 秋の夜長の能語り」@神明舎。おかげさまで無事に終えることができました。お忙しい中、お時間を作ってくださった能楽師の河村晴久先生、参加してくださった皆さまにお礼申し上げます。

外国人と同じくらいお能がわかっていない私たちに、物語を通してお能のツボを語って頂き、謡の手ほどを、とお願いしておりましたが、面と装束までご披露頂きましたこと、河村先生には感謝の気持ちでいっぱいです。

おなかから声を出して謡うと言う経験が、どれほど気持ちいいものか。各々、からだで感じ、細胞が反応したことに満足しつつ、欲を言えば、もっと謡いたかったという声もたくさん届いております。河村先生、ありがとうございました。皆さんが満たされた気持ちになることこそ、この講座の目指すところです。

ニュースを読んでいた時代、下手くそな私にプロデューサーが言ったものです。「サトコも謡をやっていたら良かったのになあ」。そのとき謡を始めていたら、いまでもテレビ画面の中にいたでしょうか。

私の時間は取り戻せませんが、若き企業人は謡に取り組むべき。人の上に立ちたいなら、なおのこと。企業研修に謡が取り組まれることを祈りつつ、今秋は特に能鑑賞に勤しみましょう。

2018年9月 月釜「観月」へ

吉田鶴栖居月釜へ。テーマは観月。

観月がテーマのときは、この着物。単衣のお召。母の形見です。母を送ったのが39歳。こんな地味な着物いつ着るんだろう、と思っていたら、満月が映っているかのような文様なので、観月にからんだお席で重宝します。帯は、私が20代のころ締めていたもの。

この後、伊藤久重さんの個展へ再び。

2018年9月 伊藤久重の世界へ

「有職御人形司十二世 伊東久重の世界」に伺いました。会場は高島屋京都店7階グランドホール、また、6階美術画廊でも。

鳥肌が立ちますよ! 何があってもご覧になるべき、ぜひ足を運んでください。期待をはるかに上回る数の伊藤家の作品が集結しているのです。個人、企業、社寺、美術館、皇室からも――。

伊東家の守り神「草刈童子」にも圧倒されますが、長刀鉾の天王人形(和泉小次郎親衡像)にいたっては、現在の巡行の際、(長刀のすぐ下に付けられていて)遠くに拝める12世作だけでなく、初代作も並んでいて、びっくり。壬生狂言の大念仏面(170年前、6世作)まで展示されているではありませんか! ガラス越しとはいえ、心臓がドキドキバクバクしてしまいます。

神明舎で伊東先生のお話を聴いた皆さんはもとより、祇園祭や壬生狂言に興味ある人も、24日までですので、ぜひ。かくいう私も、あと2-3回行かないと、脳内スクリーンに記憶しきれません。Akio Satoko の A-Studio 参加者には別途声をかけますので、ご一緒しましょう。

追伸:伊東先生の世界へは、少し雅を意識して。こういうコーデもたまには・・・。帯、前は桔梗ですが、お太鼓は鼓。ゆえに、バッグも楽器文で。

2018年9月 重陽の節句 投扇興へ祖母の帯で

陽の節句。上賀茂神社の後は、大西常商店へ。仕舞を観た後、投扇興に挑戦しました。扇を標的にあてて、その倒れ具合で点数が決まるのです。紙飛行機飛ばした経験があると、上手にできるみたいです。私はダメダメ。

扇となれば、祖母のこの帯しかありません。扇面(扇形の料紙)に萩や菊、桔梗が描かれています。着物は迷ったあげく、絽。白露を過ぎたからと午前中、単衣を上賀茂神社に着て行っていたら、暑くて暑くて。よって絽に着替えて、出直しました。

2018年9月 西郷どん

いま放送中のドラマは「せごどん」ですが、こちらのマルスウィスキーは「さいごうどん」と発音します。

鹿児島の焼酎メーカーが生んだウィスキーは超人気で、いまや鹿児島でしか買えないらしい。九州人が経営する店ゆえ、手に入るとのこと。なかなか美味で、レアものに弱い私は大変に満足。ーー先日、東京西麻布にて。

2018年9月 雨の音舞台@東大寺へ

講演などの仕事を終えて昨日の朝、東京より帰洛。スーツケースを家に置いてから向かったため、弘道館の講座、前半を聞き逃したことが悔やまれます。その後、着替えて、奈良は東大寺の音舞台へ。

音舞台――。今年は「古都奈良の文化財」世界遺産登録20周年記念で、東大寺大仏殿前が会場でした。しかし、途中から雨に見舞われ、和服の私は(お寺なので右上のコーデ、晴れ日の記録で失礼)、和合羽+レインポンチョ姿で耳を澄まし、アーティストも後ろから大きな傘をさしてもらいながらの熱唱、熱演でした。そんな中でも、ヴァイオリニストの川井郁子さん、輝いていました。さすがです。

上の写真は、私の席から拝した大仏さま。VIP席だと正面からバッチリ拝することができます(右)。ところが、楽屋から会場に戻ってみると、あれれ、扉?が閉じてしまっています。さっきのは夢だったのか・・・。

このところ東大寺といえば二月堂のお水取りしか見てこなかった私。思えば、大仏さまを拝んだのは、修学旅行以来かも。貴重な機会を得て、幸運でした。ご縁に感謝。

追伸:扉?は正確には観相窓と呼ぶそうです。