新春のお慶びを申し上げます

 

 

 

 

 

 

藪長水の描いた兔の帯を締め、
八坂神社で大国主命と兔と共にご挨拶。
昨年、寅から頂いたエネルギーを蓄えつつ、
卯のごとく、飛躍の年にしたいところ。
仕事で引き籠る時間が増えそうな気配ですが、
今年もご愛顧のほど、よろしくお願い致します。

令和五年癸卯歳
秋尾沙戸子

八坂神社をけら詣り、除夜の鐘つき

除夜の鐘をついて、帰宅したところです。

大晦日の朝。9時45分に大丸に向かったら、すでに行列ができており、オープンの10時には、待ち人の人数は3倍に。びっくりです。

私のお目当ては、鏡餅。星月さんという小さなお餅も必要です。

根引きの松は既に購入済みでしたが、神棚の榊を買いに、花市さんへ。この勢いで年越しそばをと思ったら、11時なのに尾張屋三条店は外で待ち。同じ事を考える人はいるものですね。

18時、大丸で一升瓶を受け取り、八坂神社へお献酒をお持ちする。折しも宮司さんがをけら火を点火するところに立ち会えて、実にラッキー。

紅白を見ながら、掃除片付け。若手の音楽は皆同じに聞こえてしまう。藤井風だけ全く違うオーラで光っている。が、もう少し演歌も加えるほうがいいのではないか。などと思いながら、除夜の鐘をつきに六角堂に向かう。

 

 

 

干支送り、虎に感謝

「干支送り」の12月も終わろうとしています。
虎からエネルギーをいっぱい頂いた1年でした。感謝の気持ちをこめて、この2ショットを皆さんと共有したいと思います。
写真は、今年初めに報恩寺で公開された「鳴虎図」の前で。禁じられていた写真撮影でしたが、ご住職から特別にOKが出ました。レプリカではありません。
今年の大晦日は、八坂神社に早めに参拝。朮火を灯す瞬間に立ち会いながら、そういえば、昨年は雪が舞っていたことを思い出しました。
この暖かさに気を良くして、念入りに摂社末社詣りしていたら、さすがに冷えてしまいました。腰痛がぶり返しそうな気配。
皆さま、ご支援、ありがとうございました。
どうぞ健やかに、良いお年をお迎えくださいませ。
2人、立っている人、室内の画像のようです

いつもと違う富士山

昨日、新幹線で東京より帰洛。平塚市からの富士山です。一般に、FBなどでアップされているのは、富士市からの写真が多く、しかし、こうしてアングル変われば表情が違いますよね。富士山側の窓際にいたら、目に入ってきたので撮影してみました。
京都は寒い! 昨夜からガスファンヒーターを出してきました。ガスの使える平和な日常に感謝。
自然の画像のようです

石川九楊氏の弟子による書展、開催中。京セラ美術館新館にて、12日日曜日まで

書は、想像以上に、墨と紙を消費します。稼ぎない上、落ちこぼれ塾生の私は毎年、宿題をこなすように小さな作品ばかり書いて提出していました。家で飾ることも意識して。
が、昨年から、京セラ美術館という、あまりに大きな会場に移ったため、せめて半切に書かねば格好がつかない。ゆえに、今年は床に這いつくばって頑張りました。「松風閣詩巻」。黄庭堅の特徴、つかんで書けたと思っています、私にしては。半切に3行。バランスよく納めるのは難儀だけど、黄庭堅や空海や王羲之の字を臨書すると、実に気持ちいい。
ベテラン塾生の作品は半端なく素晴らしいので、岡崎にいらしたらぜひお運びください。これが書?と思わせる、石川先生的表現をされている上級者の作品は、なんと書いてあるか判読不明ですが、デザインの観点から面白いようです。版画家の友人がインスパイアされたと感激していました。
京都での週末3日間は当番で在廊しています。時間帯は記しませんので、メッセンジャーでご連絡くださいね。先生の講評は、日曜日13時からです。

三井寺(園城寺)長吏拝堂式へ、吉祥文の付下げで

日は立冬にして天赦日。三井寺長吏拝堂式に参列したあとに祝宴会場にて撮影。三井寺ゆるキャラ「べんべん」と2ショット。上が鐘で下が亀らしい。

以前、薬師寺の晋山式に参列したことがある。その際も新管長の装束を見ながら思ったものだ。バチカンの教皇とそっくりではないか、と。今回も、3枚目の写真を観ると、バチカンと間違えてしまいそうだ。

さて、私のコーディネート。おめでたい席なので、この付下げを。20代のときに母が用意してくれていたもの。友人の披露宴で活躍しました。世田谷の住宅街にある「いその」は、センスいい着物を置いていて、母がため息まじりにウィンドウを眺めていたのを覚えています。

ブリブリ若作りに見えるかと心配したけれど、袈裟をまとった門主クラスの年配者が集う会。中では若輩者の私がお祝いの席に纏うには悪くない選択でした。

帯は誉田屋源兵衛、金銀の市松文。祝宴用には、龍村や川島など母の重厚な帯のもあるのですが、朝早くから一人で結ぶにはチト大変。美容院で着付けをお願いするとき限定。誉田屋の帯がいいのは、糸が細くて軽いこと。袋帯も早く結べます。

【エンジン01オープンカレッジin岐阜】3(最終日)

遅れ馳せながら、10月末のご報告。
朝の「まちなか講座」では、伊東豊雄さんが設計した岐阜市立図書館「ぎふメディアコスモス」へ。建築家の竹山聖さん、煎茶一茶菴家元で図書館長経験もある佃一可さんと。磯田道史さんは、別講座へ。その前に捕まえて、ホテルで記念撮影。
いやあ、さすが伊東豊雄さん。「ぎふメディアコスモス」は素敵な空間でした(詳細はググってね)。こんなワクワクできる図書館に幼いころ通っていたら、私も天才少女になっていたかも。バブル期に、地方自治体が、こういう図書館創ってくれていたら、政財界にクリエイティブな人材が揃って日本はまともになっていたかも。などとつい後ろ向きに考えてしまうのだが、いまからでも遅くはない。そこに身を置くと、日本の未来に希望ができる気がしてくるから本当に不思議な空間なのです。こういうモデルがあれば、ほかの自治体がきっと追随してくれると信じたい。
午後は、クロージングシンポジウム、田原総一朗さん、三浦瑠麗さん登壇で、「朝生」モードに。茂木健一郎さんがお茶目さんぶり発揮して、会場駆け回って司会してくれました。一緒に観覧したのは、浅葉克己さん(アートディレクター界重鎮)、大樋年雄さん(大樋焼当代)。閉会式を経て、各々、帰途についたのでした。
コロナでブランクあっただけに、みんなの笑顔に会えただけで嬉しかった。今回は縮小体制だったけれど、「エンジン01文化戦略会議」は毎年、地方都市を巡って、地元の方々と交流を深めています。ぜひ私たちを呼びたい!という行政の方は、ご一報くださいね。

 

初のインスタライブに挑戦

人生初のインスタライブ、楽しいひとときでした。

9日水曜日の「#寅の日」、西陣にある「#六文字屋#岡文織物」のインスタライブに出演しました。虎について、着物コーデについて、京都について、たくさんお話しています。アーカイブで保存されていますので、こちらからご覧くださいね。
@rokumonjiya_okabun

なお、「#六文字屋#岡文織物」のインスタライブは毎週水曜日正午から。お昼休みに聴けます。

次回、アキオの登場は、11月30日。
乞うご期待!

【エンジン01文化戦略会議オープンカレッジin岐阜】

28日に岐阜入り。オープニングシンポジウムなどを経て、29日から担当講座が始まりました。朝、ホテルの部屋から長良川越しに日の出を見て、岐阜大学へ。久しぶりにお目にかかった方々と記念撮影などをアップします。
①日の出写真の右上が岐阜城
②写真家・安珠さんと
③「伝統文化を知らない日本人ってナンヤローネ」のパネラーと
④筑波大学客員准教授・落合陽一さんと
③のパネラーは、長唄の今藤長十郎さん、女性実業家の奥谷禮子さん、幼児教育のプロ、小山泰生さん、そして後からここに加わった、金田中ご主人岡副さん.
この日の着物は、小石丸を貝紫で染めたもの。先日、招福楼で着た紬と違って、皇室でしか育てられなかった小石丸という繭を、日本の貝紫で染めています。宮崎の秋山真和さんの手によるものです。
⑤岐阜出身の日比野克彦さんが今回の大会委員長。⑥九重部屋を任された隆二さんとは「女のトリセツ、男のトリセツってナンヤローネ」でご一緒し、ホテルで撮影。いまどきの弟子の育成について、日々悩みながらの興味深い話を伺いました。

夜は、料亭ひらいで食事。本来は、講師陣と地元の方々との交流の場「夜楽」。しかし、コロナの影響でそれは見送り、予約していたお店へは講師のみが伺いました。どのお店に割り振られるかは、くじ引きで。こちらで舌鼓を打った私たちはラッキー。作詞家・湯川れい子さん、志野流若宗匠蜂谷さんと。