藪長水の描いた兔の帯を締め、
八坂神社で大国主命と兔と共にご挨拶。
昨年、寅から頂いたエネルギーを蓄えつつ、
卯のごとく、飛躍の年にしたいところ。
仕事で引き籠る時間が増えそうな気配ですが、
今年もご愛顧のほど、よろしくお願い致します。
令和五年癸卯歳
秋尾沙戸子
除夜の鐘をついて、帰宅したところです。
大晦日の朝。9時45分に大丸に向かったら、すでに行列ができており、オープンの10時には、待ち人の人数は3倍に。びっくりです。
私のお目当ては、鏡餅。星月さんという小さなお餅も必要です。
根引きの松は既に購入済みでしたが、神棚の榊を買いに、花市さんへ。この勢いで年越しそばをと思ったら、11時なのに尾張屋三条店は外で待ち。同じ事を考える人はいるものですね。
18時、大丸で一升瓶を受け取り、八坂神社へお献酒をお持ちする。折しも宮司さんがをけら火を点火するところに立ち会えて、実にラッキー。
紅白を見ながら、掃除片付け。若手の音楽は皆同じに聞こえてしまう。藤井風だけ全く違うオーラで光っている。が、もう少し演歌も加えるほうがいいのではないか。などと思いながら、除夜の鐘をつきに六角堂に向かう。
6日は立冬にして天赦日。三井寺長吏拝堂式に参列したあとに祝宴会場にて撮影。三井寺ゆるキャラ「べんべん」と2ショット。上が鐘で下が亀らしい。
以前、薬師寺の晋山式に参列したことがある。その際も新管長の装束を見ながら思ったものだ。バチカンの教皇とそっくりではないか、と。今回も、3枚目の写真を観ると、バチカンと間違えてしまいそうだ。
さて、私のコーディネート。おめでたい席なので、この付下げを。20代のときに母が用意してくれていたもの。友人の披露宴で活躍しました。世田谷の住宅街にある「いその」は、センスいい着物を置いていて、母がため息まじりにウィンドウを眺めていたのを覚えています。
ブリブリ若作りに見えるかと心配したけれど、袈裟をまとった門主クラスの年配者が集う会。中では若輩者の私がお祝いの席に纏うには悪くない選択でした。
帯は誉田屋源兵衛、金銀の市松文。祝宴用には、龍村や川島など母の重厚な帯のもあるのですが、朝早くから一人で結ぶにはチト大変。美容院で着付けをお願いするとき限定。誉田屋の帯がいいのは、糸が細くて軽いこと。袋帯も早く結べます。