またまた名勝へ。中の一部だけの写真撮影はいいけれど、webでのアップは禁じられ、しかも、訪れた先の名称も内緒にせよとのこと。門の前の写真は許されるということで、左の写真なり。どことはわからぬように、ぼかしたり、切り取ったり、大変です。
某カルチャーセンターの講座枠で入れた名勝。値段の高さに、どう思う?と問い合わせてきたOさんと申し込みました。ならば、祇園の津田楼にご案内したいとランチに誘っていただき、その足で鍵善へ。いつもならくずきりを頼むところだけど、肌寒かったのでお抹茶に。雨に打たれて鮮やかな苔とのシンクロにご注目あれ。
着物は千總さんの枝垂れ桜。初お目見え。小雨が降っているので相当に迷ったのですが、一般には入れない名勝ゆえ、写真を撮るなら、こちらと張り切った次第。将来、一般公開されるようになれば、紅梅と庭を背景にした写真をアップできるかも。
帯は、借景のお庭を意識したもの。山々が浮き出るの、ご覧いただけるでしょうか。昨秋のフォーラム「古都の借景」司会の折、これを結ぶことを考えたのですが、客席から見たら、単なる白にしか見えないので止めました。帯揚げと帯締めは、濃いめの桜色で。
投稿者: AKIO Satoko
2018年3月 八重の紅梅
2018年3月 京あそび 杉本家にひなを遊ぶ
ひいなの帯に換えて、杉本家へ。この季節、おひなさまを一般公開しているのですが、11日と12日、DNP(大日本印刷)とLEAFパブリケーションズによる「京あそび」の「杉本家にひなを遊ぶ」が開かれ、杉本歌子さんの解説と亀屋さんの和菓子「ひちきり」の実演を鑑賞しました。写真は、この日玄関に飾られたDNPさん作成の洛中洛外図屏風です。
守るものがあるのは羨ましいと常々感じている私。杉本家には何度かお邪魔しているのですが、今回は歌子さんの京ことばが心地よくて、ますますその思いを強くした次第。
私が企画設営委員を務める「明日の京都 文化遺産プラットフォーム」の協力で撮影されたブルーレイ映像「未来への歩み 京商家杉本家の慣らいと暮らし」。4k技術のおかげもあり、とても素晴らしいので、ぜひご購入くださいませね。
2018年3月 俵屋旅館を訪ねて
2018年3月 あの、清風荘へ鶴の帯で
2018年3月 早朝の北野天満宮へ 梅の刺繍帯で
2018年3月 ひいなの帯で桃花神事に参列
2018年3月 梅の季節に、すっぽんを食す
京都に来て5年も経つのに、大市に行っていなかったなあと思い、東京からやってきた知人とともに訪れました。
すっぽんの丸鍋を頂くのは、20年ぶりでしょうか。つまりは、訪れるの2度目ということです。
こんなんだったかなあ、とお店のレイアウトに関する自分の記憶に自信なく、大衆食堂のような接客ぶりに淋しさを覚えつつ、20年の間に私の経験値もあがっているので、感激が薄れているのかもしれず。なんだかなあ。
外が明るいのは17時の席だから。19時と2回の入れ替え制。クリスマスイブの東京のレストランのよう。平日だったこともあり、17時席は男性客ばかりでした。
家に帰ってから効能を調べたところ、心臓と血管にもいいらしい。そうと知っていたら、もっと早く来たのにい。
この日の着物は、紬です。先月、浜作さんに着て行ったのは似た色ですが、色無地。紋を入れれば、格はあがり、お茶席にも着られます。
先月20日に開かれた杉本家住宅ブルーレイ完成披露シンポジウム(明日の京都主催)にも、この紬に刺繍帯を締めたところ、会場に来てくださっていたお姉さまたちのお褒めにあずかりました。前方の関係者席に座っていたのですが、この刺繍帯が気になって仕方なかったとのこと。京都で暮らすと、ときどきこういう会話が始まります。