2018年3月 千總の枝垂れ桜文で、名勝、津田楼、鍵善へ

またまた名勝へ。中の一部だけの写真撮影はいいけれど、webでのアップは禁じられ、しかも、訪れた先の名称も内緒にせよとのこと。門の前の写真は許されるということで、左の写真なり。どことはわからぬように、ぼかしたり、切り取ったり、大変です。IMG_8987 ■
某カルチャーセンターの講座枠で入れた名勝。値段の高さに、どう思う?と問い合わせてきたOさんと申し込みました。ならば、祇園の津田楼にご案内したいとランチに誘っていただき、その足で鍵善へ。いつもならくずきりを頼むところだけど、肌寒かったのでお抹茶に。雨に打たれて鮮やかな苔とのシンクロにご注目あれ。
IMG_8991着物は千總さんの枝垂れ桜。初お目見え。小雨が降っているので相当に迷ったのですが、一般には入れない名勝ゆえ、写真を撮るなら、こちらと張り切った次第。将来、一般公開されるようになれば、紅梅と庭を背景にした写真をアップできるかも。
帯は、借景のお庭を意識したもの。山々が浮き出るの、ご覧いただけるでしょうか。IMG_8982 ■昨秋のフォーラム「古都の借景」司会の折、これを結ぶことを考えたのですが、客席から見たら、単なる白にしか見えないので止めました。帯揚げと帯締めは、濃いめの桜色で。
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2018年3月 京あそび 杉本家にひなを遊ぶ

ひいなの帯に換えて、杉本家へ。この季節、おひなさまを一般公開しているのですが、11日と12日、DNP(大日本印刷)とLEAFパブリケーションズによる「京あそび」の「杉本家にひなを遊ぶ」が開かれ、杉本歌子さんの解説と亀屋さんの和菓子「ひちきり」の実演を鑑賞しました。写真は、この日玄関に飾られたDNPさん作成の洛中洛外図屏風です。
守るものがあるのは羨ましいと常々感じている私。杉本家には何度かお邪魔しているのですが、今回は歌子さんの京ことばが心地よくて、ますますその思いを強くした次第。
私が企画設営委員を務める「明日の京都 文化遺産プラットフォーム」の協力で撮影されたブルーレイ映像「未来への歩み 京商家杉本家の慣らいと暮らし」。4k技術のおかげもあり、とても素晴らしいので、ぜひご購入くださいませね。
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2018年3月 あの、清風荘へ鶴の帯で

IMG_8558 ■かつて西園寺公望の邸宅で、いまや京都大学の持ち物である清風荘。大学関係者しか使うことは許されない禁断の地でのお茶会に招かれました。
写真撮影は可能だが、ウェブにupすることは許されないので、入口のみ。
昭和期には、鶴が飼われていたというエピソードを読んで、この帯を締めて訪れたのです。鶴がいたであろうお庭は、小川治平の手によるもので、それはそれば素晴らしく、お見せできないのが本当に残念でございます。
 
 

2018年3月 ひいなの帯で桃花神事に参列

新暦で上巳の節句のこの日、上賀茂神社の桃花神事に参列した後、「ならの小川」で流しびな。直会に、草餅と桃の花を頂きました。(最初の写真、手元に注目)。
ひいなの帯で参列したのは今年が初めて。ターコイズの小紋を着ています。天満宮の後、急いで帯だけ換えたので、おひなさまの出方が下になっていまいました(昨年の写真は最後に掲載しています)。
P2010606P2010667神馬に人参を食べてもらい、その足で大田神社へ。IMG_8333
遷宮プロジェクト第二弾で、修復中の屋根を見学。
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2018年3月 梅の季節に、すっぽんを食す

IMG_8218京都に来て5年も経つのに、大市に行っていなかったなあと思い、東京からやってきた知人とともに訪れました。IMG_8223
すっぽんの丸鍋を頂くのは、20年ぶりでしょうか。つまりは、訪れるの2度目ということです。
こんなんだったかなあ、とお店のレイアウトに関する自分の記憶に自信なく、大衆食堂のような接客ぶりに淋しさを覚えつつ、20年の間に私の経験値もあがっているので、感激が薄れているのかもしれず。なんだかなあ。
外が明るいのは17時の席だから。19時と2回の入れ替え制。クリスマスイブの東京のレストランのよう。平日だったこともあり、17時席は男性客ばかりでした。
IMG_8243家に帰ってから効能を調べたところ、心臓と血管にもいいらしい。そうと知っていたら、もっと早く来たのにい。IMG_8237
この日の着物は、紬です。先月、浜作さんに着て行ったのは似た色ですが、色無地。紋を入れれば、格はあがり、お茶席にも着られます。
先月20日に開かれた杉本家住宅ブルーレイ完成披露シンポジウム(明日の京都主催)にも、この紬に刺繍帯を締めたところ、会場に来てくださっていたお姉さまたちのお褒めにあずかりました。前方の関係者席に座っていたのですが、この刺繍帯が気になって仕方なかったとのこと。京都で暮らすと、ときどきこういう会話が始まります。

神事参列に何を着るか

神事に参列する際、雨だとか、着物が間に合わないときには、必ず神職さんと同じ色の洋服に身を包みます。この日も、同じ色の狩衣のをお召しの方が役一名。

鳥居ユキ先生のニットJKの下は、特注のワンピース。藤色の同じデザインのサンプルがあり、まったく同じ形で。タイツ、靴の色をそろえれば、一体感が増します。