2017年6月 額紫陽花の着物で、甘茶の花@建仁寺塔頭

先日呼ばれたお茶会で、飾られていた花は額紫陽花と信じ込んでお尋ねしたら、実は甘茶の花とのお答えでした。
4月8日、お釈迦様生誕の日にかける甘茶。その花を見られるのが、建仁寺塔頭の霊源院。特別公開された甘露庭では見事に咲き誇っていました。
額紫陽花と思っていたこの着物に描かれているのは、実は甘茶の花だったりしたら面白いなあと思いつつ、でも、帯留は母の形見であるオパールの紫陽花にしております。指輪と合わせられるのが楽しい組み合わせ。
帯は長刀鉾の綴れ。祇園街は建仁寺の敷地にあるのですから。

2017年6月 祇園祭を待ちわびて 額紫陽花の着物に長刀鉾の帯で

祇園祭まで2週間ほど。
豪華絢爛な山鉾は、けたたましく蝉の声が降りしきる中、ゆらりゆらーり、この広い広い御池通を巡行していくのです。
そんな姿を想像しながら、長刀鉾の帯を締めてみました。綴れなので6月しか結べません。着物は額紫陽花文。帯揚げを花と同じブルーにして。

2017年6月 京都薪能@平安神宮へは般若の帯で

お能モチーフの帯は、羽衣と般若の2本。今回のテーマは「神出鬼没」ということで、般若の刺繍帯を締めました。
演目に「加茂」があったゆえ、八咫烏の帯を締めることも検討したのですが、初お目見えの帯を締めて日没後の訪れました。
着物は祖母の形見、絽の鮫小紋。まだ早いのは承知しているものの、昼間遠出をしていて暑かったので絽を纏いたく、しかし、ぱっと見は単衣の鮫小紋に見える、鮫小紋を選んだ次第。

薪能 P1610004

5月25日、黙祷を捧げます

昭和20年5月25日、71年前の今日は、4度あった「山の手空襲」の最終日。渋谷・原宿・表参道を含む東京各地にB29から落とされた焼夷弾の数は、3月10日の2倍だったといわれています。

表参道交差点の「山陽堂書店」に逃げ込んだ人、青山墓地に向かった人は無事でした。けれども、安田銀行(現みずほ)を目指した人、明治神宮に向かった人は、犠牲になっています。その様子は『ワシントンハイツ:GHQが東京に刻んだ戦後』第1章に詳しいので、ぜひご高覧ください。

表参道に焼夷弾が落とされたのは22時22分頃。これを読んでくださった方は、できれば黙祷を。毎年、犠牲になられた方々に思いを馳せることが供養だと考えています。

5月25日夜、黙祷を捧げます

昭和20年5月25日、71年前の今日は、4度あった「山の手空襲」の最終日。渋谷・原宿・表参道を含む東京各地にB29から落とされた焼夷弾の数は、3月10日の2倍だったといわれています。
表参道交差点の「山陽堂書店」に逃げ込んだ人、青山墓地に向かった人は無事でした。けれども、安田銀行(現みずほ)を目指した人、明治神宮に向かった人は、犠牲になっています。その様子は『ワシントンハイツ:GHQが東京に刻んだ戦後』第1章に詳しいので、ぜひご高覧ください。

表参道に焼夷弾が落とされたのは22時22分頃。これを読んでくださった方は、できれば黙祷を。毎年、犠牲になられた方々に思いを馳せることが供養だと考えています。