2017年7月 宵山の朝

早起きすれば、人も少なく、いい写真が撮れるはずと張り切って出かけてみれば、な、なんと大船鉾にビニールがかかっているではありませんか。皆が集合する10時にならないと、ビニールははずさないのだと言われてしまいました。

気を取り直して北上。南観音山へ。観光客は少ないけれど、自転車と自動車が時々。京都人の日常の営みの風景がそこにありました。

2017年7月 吉田塾つづき

曳初の後、吉田孝次郎さんのお話を伺いながら、しばし談笑。吉田家の2階から曳初を拝見できたのは、NPO美しい京都が運営している「吉田塾」の塾生だからなんです。
吉田家の名物「六角」を頂きながら、軽くアルコールも加わったせいでしょうか。話が弾み、乙女たちが笑いこけております。
3枚目の写真は、私目線で膝の上を撮影。「六角」は北観音山が六角町であることからご先祖が編み出されたようですね。私自身も六角の描かれたガーゼ手ぬぐいを持参、吉田家の家紋「オモダカ文」の浴衣、扇子も含めて、北観音山の法被と同じターコイスブルーでコーディネートしています。

2017年7月 京町屋二階で曳初を観る

北観音山の曳き初め。吉田家の二階で拝見しました。昔のお金持ちがしていたように、新町通で山鉾が通るのを見るのは、何よりの贅沢。

三井家や伊藤家(松坂屋)の家々が存在する北観音山は、鉾町の中でも最も豊で、粽は販売されるのではなく、ご縁のある方々にふるまわれるのが慣わしです。
新町通では、南観音山も北上するので、北観音山と南観音山の二基を眺められるので、うれしい。
この後、下に降りて、南下する北観音山の曳き初めに加わっています。この浴衣を選んだのは、北観音山の六角町の車方の法被がターコイスブルーなのと、吉田家の家紋がオモダカだからです。

 

2017年7月 宵山の帯

駒形提灯の帯、ようやくみつけました。

宵山に建てられた鉾の駒形提灯と一緒にカメラに収めたい。でも、難しいことが2つ。提灯が明るいので、帯が暗くなる。洋服の人が写り込む。ポロシャツに短パンだったりするから、興ざめなのです。
だから、駒形提灯周辺に浴衣の人をみかけたときが狙い目。そこへ寄っていくのです。
帯をよーく見てみてくださいね。小さく粽が描かれています。

2017年7月 宵山のお茶会@一力

宵山に開かれる一力さんでのお茶会。昨年はご縁がなかったのですが、今年は茶友のお招きを受け、十名ほど一緒に出かけました。

表千家主催のお席では、舞妓さんがお運びさんを担います。一力さんに女性が足を踏み入れることは滅多にない上、ほんものの舞妓さんに会えるので、人気なのです。
私たちは最後から2席目。帰ろうとしたら土砂降りになり、ようやく上がって帰るところにて、玄関で撮影しました(右上)。

この日の装い。帯は先日の志野流のお席と同じ、源氏香。一力さんを訪れる前に、室町の誉田屋さんにお邪魔しておりました。
着物は、絽なのですが、文様は牡丹なんです。夏なのに牡丹でいいかどうか悩みつつ、ま、吉祥文は季節を選ばないということであり、絽なのだから、7月に纏ってもいいということでしょうか。