隠れ家的ホテル@SF

早朝の飛行機に乗り、SFの空港に着く。ホームステイ先も確保できていないので、ウェブ上でNGだったホテルに電話してドタキャン枠を探す。結果、バークレーの小さなホテルでOKが出た。これで取材先に向かえる。ホームステイプロジェクトも解除。

ところが、取材中に電話がなり、オーバーブッキングだと伝えられる。冗談じゃない!しかし、インタビューの途中に取り乱すわけにもゆかない。代わりに、バークレーの会員制のホテルを手配したが、クレジットカードの情報を流してもいいかと聞いてきた。もちろん、ホームレスにならなければ大丈夫。

これが瓢箪から駒。著名な建築家が建てた歴史的建造物だった。どうやらモーガン家のものだったらしい。夜はロビーにあるアンティークのデスクでPCを広げた。デルフィニウムと紫陽花とともに生けられたカサブランカの香りに包まれると、賢くなった気になる。

翌朝、中庭に出る。ここに植えられた熱帯植物を見ると、ここはカリフォルニアだと気づく。少し肌寒くなったので、朝食をとる。ゆったりと流れる空気が欧州風だ。

このままこの空間で原稿を書きたいけれど、ゆくべきところが・・・。