新春のお慶びを申し上げます
世界各国、とりわけ欧州ではパラダイムシフトが数年前から進んでいました。かねて明治維新並みの変化が起きると予言してきた私ですが、その流れは、昨年の英国EU離脱、米国トランプ政権誕生で誰の目にも明らかになったのではないでしょうか。
酉歳の今年は天変地異も含め、世界情勢の激変を覚悟しましょう。戦後70年間に築いた何かが音を立てて崩れるという事態もあり得ます。現在の延長・継続と考えないほうがいいかもしれません。
大難を小難にできるよう祈りつつ、どんな変化にも動じない自分でいたい初春。和服を纏って、心穏やかに、今年も日本の文化への理解を深めていけるよう精進してまいります。
今年の元旦は例年と同じく、朝5時からの歳旦祭に参列するため、徹夜。3年前に仮眠をとって寝過ごしたことを深く反省したからです。今年は葵文の辻が花染めは止め、矢と梅文の訪問着を選びました。よって巨大な丹塗りの矢の下で、撮影。上賀茂神社の伝承では、丹塗りの矢は賀茂別雷神の誕生において大切な要素です。着物が大きく写っている写真は、この後で。
2017年正月 迎 春
2017.01.02