睡眠にまさる治療法なし

東京では耳鼻科を訪ね、おびただしい種類の薬を与えられた。朝一とか就寝前とか飲むタイミングは違うのだが、飲み分けのタイミングは、頭がウニになりそうなほど複雑だ。父が生前、いろいろな種類の薬を渡されていたが、どれほどわずらわしかったことか、今回、初めて理解できた気がする。

京都では前回と同じ呼吸器科の医師を訪ねた。血液検査の結果、抗生剤を点滴してもらうことになった。CPRの値で、菌と闘っていることが証明されたからだ。なにより、胃があれて嘔吐し、薬も流れてしまうなら、点滴のほうがありがたい。

嘔吐について尋ねた。やはりクラビットによる副作用なのだという。6日の夜はうかつにも、ワインを口にした。それまで酒を控えていたのに、油断したのだ。京都に医師によれば、お酒によって、副作用が出ることはあるのだという。薬局の説明書きには副作用としての嘔吐は言及されているが、飲酒を禁じるとは書いていなかった。この責任は大きいと私は考える。

それにしても、2か月で同じ症状を繰り返すなんて、抜本的に治す方法はないものかとも訊ねてみた。私の鼻が過敏になったか、最近の空気汚染に問題があるか、などなど。医師によれば、若くないのだから、十分な睡眠をとる以外に治癒の方法はないのだという。今日は原稿を書くつもりだと話せば、1時間ずつでもいいから間に睡眠をとることを勧められた。

で、横になったら、あらら、2時間経過。やはり睡眠が足りていなかったのかしらん。