単なる写真展と思うことなかれ、 いまを生きる私たちへの貴重なメッセージがそこにある。「#安珠写真展」@ #シャネルネクサスホール は2月12日まで

正直、FBやインスタで流れてきた写真だけではわからなかった。安珠らしいインパクトのある写真、くらいの印象だった。ところが、会場に行って、安珠のメッセージを読んで、見えてきたのだ。彼女の哲学、彼女のミッション、彼女が地球に降ろされた意義――。本質が見えなくなっている現代人に、安珠は少女を使って伝えようとしているのだ。それがわかれば、誰もが楽になれる、そんなシンプルで実は深いメッセージを。
安珠の撮る写真は不思議だ、と以前から感じていた。普通の人には見えないものを捉えてカメラにおさめる。自然界のすべての存在と、彼女は特殊な周波数で交信しているのではないかとさえ思ってしまう。
今回は、そうした能力に加え、物語をつむぐかのように写真を構成して、「あかずきん」や「不思議の国のアリス」など児童文学にからめながら少女を通して自分の哲学を乗せている。文章にすれば陳腐になるかもしれない。意図された写真だから響くのかもしれない。ああ、こういう表現方法があったのか、とショックでさえあった。しかも、彼女はそれを、ほぼ一人でやってのけている。
とにかく会場に行ってみて! 銀座松屋の斜め前、路面店の裏がシャネルネクサスホール。夜7時までだから、仕事の帰りに立ち寄って。ストンと響けば大吉。少しでもインスパイアされれば吉。実際に目の当たりにしたら、自分の中の何かが動きだすはずだから。
1人、、「Anju exhibition 2023 ማ あ 安 学 写 真 展 CHANEL」というテキストの画像のようです
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