三井寺(園城寺)長吏拝堂式へ、吉祥文の付下げで

日は立冬にして天赦日。三井寺長吏拝堂式に参列したあとに祝宴会場にて撮影。三井寺ゆるキャラ「べんべん」と2ショット。上が鐘で下が亀らしい。

以前、薬師寺の晋山式に参列したことがある。その際も新管長の装束を見ながら思ったものだ。バチカンの教皇とそっくりではないか、と。今回も、3枚目の写真を観ると、バチカンと間違えてしまいそうだ。

さて、私のコーディネート。おめでたい席なので、この付下げを。20代のときに母が用意してくれていたもの。友人の披露宴で活躍しました。世田谷の住宅街にある「いその」は、センスいい着物を置いていて、母がため息まじりにウィンドウを眺めていたのを覚えています。

ブリブリ若作りに見えるかと心配したけれど、袈裟をまとった門主クラスの年配者が集う会。中では若輩者の私がお祝いの席に纏うには悪くない選択でした。

帯は誉田屋源兵衛、金銀の市松文。祝宴用には、龍村や川島など母の重厚な帯のもあるのですが、朝早くから一人で結ぶにはチト大変。美容院で着付けをお願いするとき限定。誉田屋の帯がいいのは、糸が細くて軽いこと。袋帯も早く結べます。