毎日新聞8月26日の朝刊です。撮影現場は、日本工業倶楽部前。占領期にGHQに接収され、米軍が使用した建物のクラブで、ジミー・アラキは毎晩、演奏していました。
着物は宮古上布。正直、これが正解だったかどうか微妙です。モノクロ写真は、繊維の風合いを如実に出すものなのですね。麻より絹がよかったかも、と、この写真を見て思いました。
別紙で着たターコイスの変わり絽は3年前、毎日新聞のカラーページ「本の現場」ですでに着用していたので止めたのですが、たくさん持っているはずの絽のきもので柄のあるものは皆、白地なのです。唯一、ピンク地の向日葵文があり得ましたが、掲載が早くて8月末、万が一9月にずれ込めば、寒々しいと判断。
正直、紙面掲載の折には帯より上で切られると思っていたので、いつも同様、気楽に祖母のを締めていますが、ここまで入るなら、ムガの櫛織をデビューさせればよかったかも、などと考えたりもしています。モノクロだと櫛織の感じが面白く出たかもしれませんね。
2012 年08月 著者インタビュー 2
2012.08.29