震災から1ヶ月が経ち、被災者の方々の心労が気になる。非力な私だが、現地でいろいろ話を聞くというのなら、できるかもしれない、カウンセリングのプロなら、もっといいだろう、などと考えていたら、妹尾まみさんからメールが届いた。カウンセリングのボランティアに行った様子と現地のニーズが書かれているので、紹介する。
東京や神奈川に避難している親戚や友人で、カウンセリングが必要な場合は、ぜひご連絡を。まずは報告から。
【妹尾まみさんのボランティア報告】↓
11日から15日まで、陸前高田にカウンセリングのボランティアに行って参りました。初めてのボランティア体験でしたが、たくさんの方々のご支援に恵まれて、貴重な経験をさせて戴きました。
ボランティア難民にならないように、自己完結可能な完全装備で臨みましたが、一関のレスパイトハウスハンズさんから全面的にバックアップをして戴けたおかげさまで、野宿せずに助かりました。
レスパイトハウスに泊まらせて戴きながら、連日平均約150キロ、ボランティアチームの車に便乗させて戴いて、陸前高田の避難所や、障害者宅の訪問に同行することができました。
陸前高田には、大小合わせて60ヶ所くらい避難所がありました。道路の瓦礫はほとんどかき分けられていましたが、まだ寸断されているところもありました。軽自動車しか通れないような未舗装の道もありました。水道水が復旧していないところがほとんどでしたし、お店はほとんど開店していませんでしたが、避難所の救援物資はかなり豊富に積み上げられていました。一方では、毎日届く救援物資の仕分けがたいへんそうでしたし、家屋倒壊を免れた在宅の方々は、配給場所まで水などの日用品を取りに出かけなければならないのが、たいへんそうでした。
ご家族を亡くした方々が中心になって、ボランティア活動に取り組んでいらっしゃったのには驚きました。
行政が統括したがるくせに、全く機能していない と、同行の障害者支援スタッフも、怒っていました。
カウンセリングのニーズはあるはずなのに、今回は自分の車で移動できなかったため、ゲリラ作戦を実行できず、考えていたほどの活動ができなかったのは、とても残念でした。
でも、今回の経験を活かして、できれば再度お役にたてる機会を作れるように、これからも頑張って行きたいと思いました。
今、被災地で必要とされているのは、瓦礫撤去のための若い男性のボランティアと、作業つなぎ、角型スコップ、大きな熊手、土のう袋のようです。
現在、どの避難所にも、カップ麺や缶詰などがたくさんありますが、長期間食べ続けるには心身の健康を害する恐れがあります。お米も届いているようですが、調理が難しいようなので、チンご飯(湯煎可能)の方がよろしいのではないかとも思いました。
キャベツは、手付かずで腐り始めているところもありました。トマトも届いていましたので、ドレッシングがあればいいのだろうなぁと思います。私は鮭フレークや梅干し、レトルトカレー、乾燥ワカメ、液状味噌、コンソメ顆粒を持参して、重宝しました。水道水は使えませんが、飲料水は自衛隊が定期的に給水車で巡回していました。
大人用のテープ止めタイプの紙オムツのスーパービッグサイズも不足していました。
ろそろ夏物衣類や、蚊対策も必要になって来ます。
被災地の状況やニーズは刻々と変わっていきますが、各人ができる時に、無理なくできる程度のことを実行し続けていくことが、一番求められているのだと思います。
もしも余裕がある方は、一関のレスパイトハウスハンズの小野会長0191315720メールはhands@guitar.ocn.ne.jpもしくは、東京から物資支援運搬ボランティアを続けている江戸川ライオンズクラブの坂本ジュンノスケ(私の友人)09032033323メールはpink-himawari.h6974h@docomo.ne.jp、ニーズを確認の上、贈って戴ければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。 (←妹尾まみさんの報告でした。連絡先は↓)
「mami’カウンセリングルーム」→http://members3.jcom.home.ne.jp/mami-counselling-room/ 東京都練馬区上石神井1-38-15 サンハイム・フジ103
TEL 03-3929-3634 電話受付時間は平日の朝10:00~夜6:00