この季節、菖蒲を屋根で葺く習慣が京都の老舗旅館に残っています。上賀茂神社に行く前に、毎年、柊屋さんの屋根を拝見して出かけるようにしています。
連休後半は原稿に専念すべきところ、5月5日は外出してしまった。コラムで賀茂競馬を観に行くと書いたからには、現場に行くべしで競馬会神事に参列し、河村能楽堂で富家さんの舞台を観て、再び上賀茂神社で競馬観戦。朝、柊屋さんの屋根を見たのに、自分の「菖蒲湯」用の菖蒲を買いそびれてメゲメゲ。襦袢を菖蒲文にしたとはいえ、ほんものの菖蒲のように匂いはないので、祓われたとはいえない。八尾一にも無かったし、やはりメゲメゲ。あああ・・・。そうしたら、な、なんと、大丸京都店の花屋で売っていたのです。それも蓬と一緒に。
鯉のぼりは唐津の呉服屋さんで手に入れました。唐津入りの日が雨だったので洋服を着ていったら、やはり和装小物を忘れた私。ついでに、こちらをみつけたのでした。旧暦の節句まで飾りましょう。