2019年1月 初釜式へ

初釜式。かなり早く到着した私は、寺之内界隈を散策。な、なんとイノシシがいらっしゃるではありませんか。

イノシシといえば、護王神社。元旦からとんでもなく長い行列で、参拝どころではないのだが、列に並ぶくらいなら、ここで参拝すればいいのだ。ほうら、年男でいらっしゃる、あの方のお名前もあるではないか。

などと、小さな発見に満足して本席に伺えば、お家元がちゃんとこのイノシシについて言及されていました。

着物は母の訪問着。30代のころから結婚披露宴などで着せてもらっていましたが、間違ってもお茶席に着るなと言われていたもの。膝の絞りが伸びるからです。ま、お呼ばれの側だし、躙り口も通らないので、許してね、母上、といった気分で袖を通しました。毎年、色留や訪問着を違えて着、一巡したので、こちらを(東京では一度、京都では初めて)。

帯は南座開場式とは違います。帯は豪華過ぎと叱られるかもですが、嫁入りに持たせてくれた龍村です。母はトランクルームに入れて大切に保管してくれていましたが、この年齢になると、眠られせるうちお迎えが来るのもつまらないので、初釜に締めてみました。