2017 年10月 金毛茶会@高台寺

久しぶりの金毛茶会。今年は高台寺で開かれるというので、万難を排して伺った。小雨には閉口したが、これまで立ち入ることがかなわなかった傘亭に足を踏み入れることが最大の楽しみだったのです。
なるほど、天井は開いた傘を下から見上げたような感じ。屋根裏の竹垂木が頂上の一点に集まり、そこを一本の束が下から支えた構造で、バリ島のコッテージホテルを彷彿とさせます。秀吉の時代にこんな構造の茶室が作られたことが興味深い。

濃茶席、薄茶席、香席、点心席と、混雑を避けて上手にまわろうとするのだが、子どものいる人たちは、ディズニーランドでそんな工夫をしているに違いない。そう、お茶会はテーマパークを彷彿とさせます。
人生3度目の香席(志野流)では、めずらしく聞き当てられたことが、とっても嬉しい。
着物はライオンの金毛にふさわしい色を選び、帯、お太鼓は菊づくし、前は紅葉。
終わった後、京都文化博物館に立ち寄りました。思った以上に和服が似合う空間。